英語学習とデュアルディスプレイはかなり相性が良いのでおススメ

デュアルディスプレイの意味とそれが生かされる場面

まず、デュアルディスプレイとはなんぞや? という方にご説明いたしますと、パソコンのディスプレイ(モニター)を2画面にすることを、デュアルディスプレイと言います。メリットとしては、単純に作業領域が広がります。また、片方の画面でAの作業をしつつ、もう片方でBの作業をする、ということが可能になります

具体的にどういう場面で役に立つかというと、良くある使い方としては、文書作成です。Aの画面にワープロソフトや、表計算ソフトを表示して入力をしつつ、Bの画面には、参考資料やウェブブラウザを表示することが出来ます。

もちろん、画面が一つでも同様の作業をすることは出来ます。ただ、その場合、アプリケーションを使うタイミングで、画面を切り替える必要があります。デュアルディスプレイを導入すると、その手間を省くことが出来るので、作業の効率が飛躍的に高まります。

他にも、例えば動画編集やイラスト作成など、クリエイティブな分野で導入されるケースも多いです。この場合は、一方の画面で編集作業をしながら、もう片方にはフォルダを表示をして、素材を選んだり出来ます。

プログラマーやゲーマーの方で、2画面、もしくは3画面でパソコンを使っているケースもよく見かけます。難しそうに見えるかもしれませんが、実際にはモニターを一台増やしているだけなので、構造としては単純で、導入も簡単です。

個人の目的に合わせてカスタマイズできるので、上手に使えば、作業を効率化出来ます。ただ、一度使ってみないとその良さが分からないので、イマイチ普及していない感じもあります。また、場合によっては画面を増やしても、それほど恩恵を受けなかった、というケースもあり得ます。

ただ、私の経験上、英語(言語)学習デュアルディスプレイは、非常に相性が良いです。ですので、まだやったことのない方には、ぜひ一度試してみることをお勧めしたいです。

私がどのように英語学習にデュアルディスプレイを使っているのか

以前、スタンディングデスク導入した際に、私の机の状況をするための図を作ったので、それを使ってご説明します(適当過ぎる図ですが)。

詳細は省きますが、このように2画面のディスプレイを使えるようにしています。それでは具体的に、デュアルディスプレイを英語学習にどのように生かしているのか、ご紹介します。

オンライン英会話で使う場合

画面A

オンライン英会話のメイン画面(先生の顔とチャット、教材など)

画面B

ウェブブラウザでDeepLや辞書のサイトを出しておいて参照する

オンライン英会話でデュアルディスプレイを使う場合、画面Aはもちろん、メイン画面として使います。画面Bは個々人によって使い方は自由です。私の場合、ブラウザでDeepLや辞書のサイトを出しておいて、授業中に調べ物をしたいときに使うことがあります(授業中にそんな暇はない、という状況も多いけど)。

基本的にオンライン英会話の会話画面は、一つのディスプレイを占有するように設計されています。ですので、もう一つ画面があると、ちょっとした調べものや、メモを取りたいときに便利です。あとは、通信障害や不具合が起きたときに、メイン画面の状態を確認しながら対処出来ます(先生とチャットしながらトラブル対応したこともある)。

ちなみに、オンライン英会話というと、ノートパソコン1台で完結しているイメージが強いかもしれません。実際、ノートパソコンをメインに使っている方も多いでしょう。ただ、その場合でも、ディスプレイを簡単に追加する事が出来ます(下の絵は雑ですが、要は追加のモニターとケーブルだけあれば実現可能)。

このスタイルの良いところは、パソコンの使い方に柔軟性が出るところです。例えば、外出先ではノートパソコンを持ち運んで使い、では複雑な作業をするために2画面使う、というような使い方が出来ます。

リスニングの勉強をするとき(TOEIC・英検等)

画面A

音楽再生ソフトでリスニングの音源を再生する

画面B

ブラウザで調べものをしたり、ワードやエクセルでメモを取る

リスニングの勉強をする場合、パソコンに取り込んだMP3の音源を再生することが多いと思います。例えばTOEICの模試をやる場合、画面A音楽再生ソフトを操作して、リスニング用の音源を再生します。そして画面Bで、答え合わせの時に調べたい事が出たときに、ブラウザを使って調べ物をします

上記の使い方だと、2画面もいらない、と思うかもしれません。確かに一つの画面でも出来るのですが、音楽再生ソフトとブラウザを使うたびに切り替えるのは、結構面倒です。2画面を一度経験すると分かるのですが、音楽再生ソフトを表示しっぱなしにして、いつでも再生できる状態にしておくと、勉強の効率がだいぶ高まります。

例えば、ある単語の発音が気になったとします。画面Aで音源の再生をしながら、画面Bでブラウザの辞書を開いて、発音記号を調べる、ということも効率よく出来ます。さらにその単語をメモしておきたい場合、画面Bにエクセルなどを表示すれば、メモと音源の再生を並行して行うことが可能です。

単語学習を行う場合

画面A

単語学習の記録、復習のタイミングの予定表への入力

画面B

カレンダー

私は単語学習に結構時間を割いています。非効率なのですが、いまだに紙の単語帳を使っています。ですので、単語学習の進捗や、復習のタイミングを、カレンダーを見ながら計画、記録する必要があります。このケースでも、2画面を使えると非常に効率的です。

単語学習の際には、調べ物をすることも多いです。発音や語源をウェブの辞書で調べたり、単語のマイナーな意味を、上級者の方のブログで確認しています。その結果をエクセルにメモすることもあるのですが、2画面あれば効率よく作業が進みます。

ちなみに、片方の画面をカレンダーとして使う、という形はかなり便利で、いろんな形に応用できます。オンラインのカレンダーでスケジュール管理をされている方は、結構いらっしゃると思います。その場合、片方の画面にカレンダーを置いて予定を参照しつつ、メインの画面でメールを作成したり、オンラインフォームで予約をする、ような使い方が出来て非常に便利です。

複数のアプリを頻繁に切り替えている人は、試してみる価値あり

その人の使い方次第、ではあるのですが、上手くハマると作業効率が飛躍的に高まります。デュアルディスプレイを導入すれば、英語学習以外にも、良い使い道が見つかる可能性もあります。ですので、机の上にスペースの余裕があるならば、一度試してみる事をおすすめします。

最後に、もしかしたら一番便利な使い方かもしれないケースをご紹介したいと思います。

暇つぶしとしては、これが最強の形かもしれません。実際、この形で使っている方はかなりいるはずです。画面Bを縦画面にして、ツイッター専用にしている人もいます。ただ、この形に慣れてしまうと、勉強に支障が出ると思いますので、どうか使い方には十分ご注意ください。