オンライン英会話で私が使いすぎている簡単なフレーズを3つ紹介します(初心者向け)

決まり文句があると、会話が安定する

私は英検1級のスピーキング対策のために、2021年の7月にオンライン英会話をネイティブキャンプで始めました。それからほぼ毎日、最低一コマ(25分)のクラスを取るようにしてきました。文法や瞬間英作文の勉強はさんざんやってきていたのですが、初めのうちは、脳と口がつながっていない感じで、会話を続けるのが非常に大変でした。

ただ、経験を重ねるごとに使える表現が増えて行き、開始から約1年たった今では、そこまで言葉につまることも無くなってきました。まずは、ある程度の定型文を頭に入れておくと、英会話はスムーズに進みやすいと思います。そこで、私が現在、頻繁に英会話で使っていて、かつ簡単な表現をご紹介したいと思います。

オンライン英会話で使いすぎている表現、3選

1.先に出た言葉を、引用したいとき

As I mentioned earlier,

(先ほど、私が言ったのですが、)

これはめちゃくちゃ使っています。例えば、授業の前の自己紹介の時に「私は本を読むことが好きです」と言ったとします。そして、その後の授業で「休暇の過ごし方」について話題になった場合、「先ほど私が言いましたけど、本を読むことが好きなので、小説を休暇中に読みますよ」という感じで使えるわけです。

頭のAsを固定して、あとは部品を取り換えるようにアレンジすると、表現の幅が広がります。As you mentioned earlier,(先生が言ってたみたいに)とか、相手の発言を引用したいときにも使えます。

さらに応用としては、「As this article says」(この記事が言っているように)みたいにして、教材の内容を引用したいときにも使えます。私はオンライン英会話で「デイリーニュース」という、時事問題を先生とディスカッションする教材を、よく使っています。そこで「この記事が言ってるけど、子供の読書量が減っているのは悲しいですね」みたいな感じで使えます。

2.自分の意見を簡単に述べたいとき

I think it is 形容詞 to 動詞

(私は動詞するのは形容詞だと思います)

例:I think it is difficult to use 何々

(私は何々を使うのは難しいと思います)

簡単すぎてフレーズとは言えないかもしれませんが、多用しています。こういうシンプルな構造が頭に入っていると、言えることがかなり増えるので侮れません。形容詞と動詞の部分に、好きな言葉を入れれば、いくらでも表現が増えます。さらに、

例:I think it is difficult for children to use 何々

のように間に「for children」を挟めば、(私は子供たちにとって何々を使うのは難しいと思います)のように拡張できます。「for me」を入れれば(私にとって)になりますし、「for the government」を入れれば(政府にとって)ということになり、ニュース系の話題だと便利に使えます。便利なので、個人的にはこの形を使いすぎてしまっている印象。it is impossibleとかit is dangerousとか。

3.先生はどう思うか聞きたいとき

How about you? と What do you think about this?

(あなたの場合は? あなたはどう思う?)

これも簡単すぎるかもしれませんが、私の場合、このフレーズが話の軸になったりします。授業では、先生の質問に答える事が多いと思うのですが、自分が質問に答えた後にコレを使うと、会話をしている感じがグッと高まります。

このフレーズを使って「私はこう思うけど、先生はどう?」という感じにすると、会話が弾むことが多いです。さらに先生の答えを受けて

As you mentioned, I also think it is difficult for the government to improve 何々

(先生がおっしゃる通り、私も政府が何々を改善するのは難しいと思うよ)

みたいに、1個目と2個目のフレーズを組み合わせて言えると、良い感じです。最初から色々と組み合わせるのは難しいと思うのですが、それぞれのフレーズを個別に使っていると、そのうち脳が勝手に組み合わせてくれるようになるはずです。私も、英会話を始めて3か月ぐらいで、ようやく脳が組み合わせをしてくれるようになりました。ですので、始めたばかりの方は、あまり焦らないで、地道に練習を繰り返すことをお勧めします。

組み合わせの訓練が、流暢さにつながっている

我ながら、シンプルな言葉しか使っていないな、と思います。1年も勉強をしている割には、あまり表現の幅が広がっていません。ただ、基本的な表現を組み合わせれば、言いたいことはだいたい表現できます。そして、オンライン英会話を通じて、その組み合わせスキルは着実に向上している感覚があります。

英会話を始めたばかりの時は、口が回らなくてストレスがたまるはずです。それで授業が始まる前に、ナーバスになってしまうことも多いかもしれません。ただ、先ほども言いましたが、続けていると徐々に出来るようになります。

私の経験では、言葉の組み合わせを促進させるのに、瞬間英作文が非常に効果的でした。瞬間英作文を繰り返しやっていると、本当に効果があるのか不安になるときがあると思います。ただ、これは脳に対する訓練なのだ、という意識でやると、まるで他人事のように勉強できるので、おススメです。

あとは、現在わたしもやっているのですが、「英語のハノン」も、組み合わせの促進に非常に適していると思います。この本でやることは、まさに脳の訓練、という感じです。これがベストセラーになっているのは、ベテランの英語学習者が、この繰り返しの作業にある意味、中毒になっているからじゃないか、と思ったりします。

慣れると結構楽しく感じる……というか、没頭できるというか。英語を「やりこみゲーム」のように扱えると、学習のモチベーションが維持しやすくなります。繰り返しの学習は習慣化するまでキツイですが、費用・時間対効果が高いので、個人的には超オススメです。