興味のある話題の言い回しは自然と増えていく
オンライン英会話で話が時々脱線する
私は現在、だいたい１０ヶ月ぐらいオンライン英会話をやっています。毎日２５分のクラスを取っていて、いろんな国の先生と話をします。基本的に教材を使って勉強するのですが、脱線して日常会話を続けることもたくさんあります。それも楽しいので私は歓迎していますし、積極的に意見交換するようにしています。先生もその方が楽しそうですしね。
ありがたいことに外国の先生は、日本の文化や勤勉さを褒めてくれることが多いです。また、日本人の学習者の態度の良さを称賛する先生もいます。ここまでは一応テンプレートのような会話です。時々、さらに突っ込んだ話をしようということになり、日本人の特徴についてお互いに意見を交わすことがあります。
深い話をしようとすると難易度が上がる
ここで私は日本人の２面性や、村社会について説明をしようとするのですが、これがなかなかに難しい。説明に必要な単語はある程度覚えました。peer pressure（同調圧力）とかconservative（保守的）とか、two-faced（２面性のある）とか、よく使っています。「空気を読む」必要があるとか「集団の中で目立つことが好まれない」とか「オープンに意見を言わない」などなど、ちょっとネガティブなことが多いですが、なんとか伝えようとしています。日本人の生徒を長く教えてきた先生だと、私の言いたいことをすごく良く分かってくれたりします。
重要なキーワードとしては「集団と個人」かもしれません。日本の社会は集団を優先する傾向があり、それが求められている。なぜならば歴史的に自然災害を多く経験しているので、個人が勝手に行動しないように、暗黙のルールがたくさんあるのだ、という感じで話を進めたり。そして、この「集団を優先する」ということが日本人の礼儀正しさや、勤勉さにもつながっている。一方で、職場環境が非常に悪いのもこの「集団を優先する」に起因している。意見を自由に言えないし、上からの命令に素直に従うことが美徳とされている。いいことばかりじゃないよ、という感じで。
日本に住んでみたい、働いてみたい、という先生も結構います。その場合、観光客として来る場合と、住んで働くために来る場合はだいぶ印象が変わるでしょう、という話もします。暗黙のルールが分からなくて、ストレスを溜めている外国人も多いですよ、と言ったり。YOUTUBEで日本の文句を言っている在住の外国人もたくさんいますよ、というと笑ってくれることが多いです。いや、ほんとに日本の暗黙のルールにキレてる外人は結構います。まあ、その気持は良くわかる。
伝えたいテーマを見つけると、モチベーションが上がる
上記のことをスラスラと英語で表現できれば最高ですが、まだまだな感じです。先生の予備知識にもよるのですが「上手く伝えられた！」と思う時もたまにあるけれど「あんまり伝わんなかった……」とぐったりすることの方が多いです。ただ、これは学習のモチベーションにつながるので良いことだと思います。個人的に「日本人の性質を英語で上手く説明すること」が最近のテーマになっています。
恐らく、英会話の学習を続けていると自分の好みのトピックとか、よく話題になることが分かって来るはずです。そこを上手く説明したい、という気持ちは非常に学習のモチベーションを高めてくれます。例えばそれが、アニメだったり、環境問題だったり、何でもOKです。それを見つけると、関連の単語や言い回しを積極的に覚えたくなります。結果として、学習の効率が非常に高まるのでオススメです。
ちなみに、フィリピンの先生だと現在、大統領選挙の話が熱いです。こちらが興味を示すと、かなり盛り上がります。あとフィリピンの女性の先生だと、家族や子供の話は鉄板です。また、セルビアの男性の先生にバスケの話を振るのは、あまりオススメしません。熱狂的過ぎて、１人で喋りまくる先生が結構います。８０年代のNBAの話を２０代の若い先生が延々と喋ったりする。ついていけない。まあ、こうやって異文化にふれるのも、醍醐味だと思います。
博識な先生が多いので、自由に話を振ってみよう
フィリピンでもセルビアでも、英語が出来る先生は、国内では恐らくエリートです。経歴も立派な事が多く、会話をしていると知識の量や頭の良さに感心させられることも多いです。ですので、こちらもどんどん好きな話題を振ってよいと思います。こちらの意見を汲み取って、話を広げるのが上手な先生も多いです。旅の恥はかき捨て、ではないですが、英語力よりも会話力、という感じでグイグイいけると理想的です。先生方も型にハマった授業に疲れている人が多いのか、たいていフリートークを歓迎してくれます。もし雑談のチャンスが訪れたら、ぜひ試してみて下さい。（最初からフリートーク希望で授業を取ることも、もちろん出来ます）