第341回TOEIC(2023年12月10日)の結果と感想、そして今後の学習方針

自転車で行ける距離の会場は本当にありがたい

まずは結果から。

TOEICのアビメがネットで参照できるようになりました。点数だけならば、元から試験の17日後に知ることが出来ましたが、アビメも19日後にTOEICのサイトで見ることが出来ます。

今までの点数の推移

リスニング リーディング 合計 備考
2019/3/30(第238回)495450945初めての受験
2019/5/26(第240回)495485980
2022/6/26(第297回)495470965前回から3年ぶり
2022/8/21(第301回)470495970音の反響が酷かった
2022/9/11(第303回)495495990初オムツ&満点
2022/10/02(第305回)480490975リスニング不安
2022/11/20(第309回)495480975オムツ3回目
2023/1/29(第313回)495490985オムツ4回目
2023/2/26(第315回)495480975オムツ5回目
2023/3/19(第319回)490485975オムツ6回目
2023/4/23(第321回)495490985音の反響が酷かった
2023/5/21(第323回)495460955リーディング残念
2023/7/23(第329回)495485980音の反響あり
2023/9/10(第333回)495470965オムツ10回目!
2023/12/10(第341回)495490985今回

リスニングについて

試験会場は久しぶりに自転車で行ける距離の大学でした。これは本当にありがたいです。コロナ以降は、電車で1時間近くかかる会場に割り当てられる事が多くて、会場への往復が一苦労でした。ようやく、以前の環境に戻ってきているのかもしれません。

試験前のストレスが少なければ、試験の結果も良くなることが多いと思います。今後も近場の会場で受験できるならば有難いですし、来年こそはTOEICで2回目の満点を出したいです。ということで、今回も満点は逃しました。ただ、リスニングはだいぶ安定してきたという実感があります。アビメから言うと、part3か4で1ミスだったようです。

大学の広めの教室が会場だったのですが、リスニングの音質はTOEICとしては良くも悪くも無く標準レベルという感じでした。やや反響音があったので、家で模試をやる時よりは推測が多めになりました。ただ、細部を聞く訓練をずっとしているので、推測の精度も良くなっていると思います。

part1と2に関しては、少しの聞き漏らしでもミスにつながりやすいので、かなりの集中力が必要になります。反響音が酷い場合は、さらに難易度が上がるので注意が必要です。

リスニングの環境に関する文句は、以前たっぷりと書きました。当分、改善されることは無いと思うので、本当にTOEICの点数が必要な方は、複数回TOEICを受けてみるのも一つの手です(良い会場に当たる可能性が上がるはずなので)。

TOEICの模試をたくさん解いていると、リスニング問題を「推測や消去法で解く能力」が確実に上がっていきます。この能力は試験対策のテクニックに過ぎないかも、と私は最近まで思っていたのですが、そうとも言えない気がしてきました

最近、ネイティブ向けのリスニング素材を聞いているのですが、音の消失や短縮がたくさん含まれています。音源を、完全にテキストに書き起こせないような物も多いです(インタビュー等は特に)。ですので、推測や消去法を駆使する聞き方は、割と必要な能力だと思います

例えば早口の日本語を聞き取る時にも、我々は細部まで聞き取っているわけではなく、経験と知識を駆使して、内容を推測しているはずです。という事で、今後もネイティブ向けの音源を聞き続けて、「推測力」を鍛えたいと思っています。

リーディングについて

アビメから考えると、恐らくpart5で1ミス、part6で1ミスの合計2ミスです。part6でかなり迷った問題があったのですが、試験後に少し調べた結果、ほぼミスが確定していました。

そのミスをした問題がちょっと印象的だったので、少し具体的に書きます。「建設会社」に関する話題の中で「structure」という単語が出て来ました。これを「建造物」として捉えるとミスで、「会社の体制」という意味で捉えなければならない、という問題でした。

建設会社の話で「structure」が出てきたら、反射的に「建造物」と思ってしまう人は多いはずです。ただ、文章をしっかり読めば「structure」が不可算名詞として使われていることに気付けたはずだと思いました。確かそういう文脈だったと思います。

まさに「満点を阻む問題」と言う感じで、「やられた!」と思いました。毎回、どうしても迷ってしまう難問が1~2問あって、それをたいてい間違えてしまっています。まだまだ修行が足らない、と感じました。

それ以外の部分は結構スラスラ解けて、10分ぐらい時間が余りました。ですので、見直しは結構出来たので良かったです。英検1級対策で長文を結構読んでいたので、そのおかげもあったかもしれません。読解スピードを上げるために、TOEICよりもやや難しい文章を読むというのは、当たり前かもしれませんが効果的だと感じました。

現在は以下の本でリーディング対策をしていますが、結構おすすめです。

上記とは別に「英文対照 天声人語シリーズ」も使っているのですが、そちらは内容が文学的で、表現が難しすぎる時があります。一方で上記の「ジャパンタイムズ社説集」はニュースの文章なので、試験問題により近い印象です。英語と訳文の距離が近い(意訳が少ない)ので、TOEICの高地トレーニングとしても使えると思います(ただし難易度はかなり高い)。

当分は英検1級優先で行く予定です

最近、英検1級を受験した(2年ぶり2回目)のですが、2次試験で不合格になってしまいました。

ですので、とりあえずは英検1級対策を中心に勉強をしようと思っています。もし合格出来たら、TOEICの受験を再開する予定です。英検1級の1次試験対策は、TOEIC対策とも重なるので、学習計画として問題は無いと思っています。

今後のTOEICに対する勉強方法について

リスニング対策

TOEICの音源と、ネイティブ向け音源の組み合わせがちょうど良い

現在は、TOEIC模試のリスニングと、ネイティブ向けの音源を両方聞いて学習をしています。TOEICの方はほぼ聞き取れるのですが、ネイティブ向けの方は初回ではまず聞き取れません(内容の理解は30%~50%ぐらい)。以下が、現在聞いているネイティブ向けの素材です。

TOEICの音源では細部に集中する訓練が出来ます。一方で、ネイティブ向けの音源では、冒頭でも書きましたが「推測力」を鍛える良い手段になっています。めちゃくちゃ難易度は高いですが、何度も聞いていると徐々に聞き取れるようになるので、やりがいを感じています。

リーディング対策

part5の難問問題集でミスした問題を、収集・復習しています

今回part5は1ミスでした。ミスが無くなるように引き続き学習を続けます。私は模試のpart5でミスをしたり、気になった問題をリスト化して、ankiというアプリで復習をしています。

かなり手間はかかりますが、自分の苦手分野をしっかり復習して、穴を埋める事が出来ます。結果として、同じミスを繰り返しにくくなります。

読解に関しては上で紹介した「ジャパンタイムズ社説集」を使っています。あとは、英作文対策で短文の暗唱をしているので、それが文法能力の向上につながってくれるとありがたいです。

万全を期して試験を受けるためのアイテム(毎回ご紹介)

今回の試験でも、私はオムツをして試験を受けました。40代にもなると、2時間のテストを乗り切るための対策を、いろいろと練る必要があります(主に肉体的に)。そのためのアイテムを揃えるのも、少しだけ楽しくなってきました。現在、TOEIC対策として使っている物をご紹介します。

オムツ尿意対策) おススメ!

試験前の水分制限(尿意対策

湿布(腰痛対策

花粉症の薬・目薬

勉強・試験用に度を落としたメガネ(眼精疲労対策

冬場の室温対策で、長袖の服・ひざ掛け・腹巻など(冷えに弱い方には割と重要)

冬場、試験会場では暖房が効いています。ただ、ダウンなどの上着を脱いでしまうと、寒さを感じるかもしれません。その場合、薄めの上着や、ひざ掛けなどがあると安心だと思います。

試験中に緊張してしまう方に、オムツは特におススメです。

実際に使わないにしても、尿意に対して抑止力になります。

試験用のグッズとしては、マークシート用のシャーペンがおススメです。