フィリピン人の先生と話していると心が明るくなる

本当に、びっくりするほど心がオープン

フィリピン人の先生は心が広いので、英会話をしていると心が洗われます。特に日本社会の勤勉さ、悪く言うと神経質な社会に疲れたときに、会話をすると癒されることが良くあります。

バンコクにて

私は東南アジアの国々が好きで、結構旅行に行っています。タイとカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムなど、熱帯の国々です。土地の文化や食べ物はもちろん魅力的なのですが、それ以上に人々が面白いです。フレンドリーで、心が広いのに驚かされます。悪く言えば適当で、その適当さは日本人の予想外のレベルなので、怒るよりも笑ってしまうようなことがたくさんありました。

例えばホテルをネットで予約したのに、到着したら部屋が確保されてなかった、なんてこともあります(安宿の場合)。それを特に悪びれもなく「予約出来てないなぁ」と宿のご主人が困った顔で言ったりします。日本の社会だったらクレーム案件ですよね。しかし、熱帯の国を旅行するとそういうことが日常茶飯事なので「うわー、マジかよ。じゃあ俺どうすればいい?」なんて気楽に受け答えするようになります。怒るだけ無駄、という感じ。日本では感じられない心の開放感を味わうことができます。皮肉じゃなく。

バンコクの有名なマッサージ師の先生

ところで、オンライン英会話ではフィリピン人の先生が多いです。私はフィリピンには行ったことがないのですが、人々の気質は熱帯の国々に共通したものがあるな、と強く思います。open-minded(心が広い)と言うことばを最近良く使います。東南アジアの人々は心が開放的なので、非常にコミュニケーションが取りやすい。いきなり距離が近いけど、やりとりはサラッと軽い。日本人もその楽天的な性質を学ぶべきだ、などと冗談交じりに話したりします。

実際の所、彼らのように心が広いと、日本の社会では生きていけないでしょう。彼らの真似をすることは出来ないです。ただ、そういう心の持ち主と会話をしていると、神経質に悩んでいたことが割りとどうでもよくなったり、少し俯瞰した感じで自分の状態を眺めることが出来たりします。

言ってみると、日本人は神経質過ぎるし、東南アジアの人は楽天的過ぎる。なのでお互いに上手く影響し合うと、バランスがよいのではないかと私は思ったりします。

というわけで、もし、英会話を始めるのがちょっと心配だな、とか、緊張するな、と思っている方がいたら、ぜひ思い切って始めてみることをおすすめします。初対面の人と話すのが苦手な方は、フィリピン人の先生をぜひ選んで見て下さい。旅の恥はかき捨て、と言う感じで、適当に話してみて下さい。上手く話せなくても、何も気にする必要はありません。先生も、たいしてこちらに気を使っていません(まあまあ、いい意味で)。先生たちの気質に馴染むと、英会話がより楽しくなると思います。

心の中に東南アジアを置くと豊かな気持ちになる

悩みがある人にとっては根本的な解決にはならないとは思います。ただ、心の中に別の視点を持つことが出来るチャンスです。目の前の問題に対して「これ、フィリピンの人だったらどう感じるかな」と想像してみたりして、自分の状態を客観的に見ることが出来ます。日本という狭いコミュニティの価値観を、見つめ直すきっかけになるかもしれません。

ラオスとタイの国境にて

現在はコロナのせいで海外旅行は簡単には出来ません。ただ、オンライン英会話でフィリピンの先生と話をしていると、結構同じような癒やしを得ることがあります。このことはあまり注目されていないとは思うのですが、こんなに低価格で、精神的な癒やしが得られることはなかなか無いはずです。英語学習を続けている人へのご褒美のように感じることもあります。最初はカルチャーギャップに驚くかもしれませんが、文化の違いをぜひ楽しんでみて下さい。オススメです。