英語のハノンは文法書を参照しながらやると、脳にさらに染み渡る

現在、英語のハノン初級の2週目をやっています

一か月前に英語のハノン「初級」の1周目をようやく終えて、現在私は2週目に取り掛かっています。

以下の説明は前回と同じものになるのですが、英語のハノンをご存じない方に向けて、簡単にご紹介します。

この本はパターンプラクティスの本です。音源の指示に従って、英文の部分を「少しづつ変更」して文章を構築しつつ、発声練習を繰り返します。この「少しづつ変更」というのが重要なところで、それぞれの文法事項に特化した「少しづつ変更」が、毎回要求されます。

扱う文法事項は多岐にわたっています。文型や疑問詞、完了形、不定詞、分詞など、中学校で学ぶような英文法の基礎を、この本で練習することができます。ただ文章を繰り返すだけの練習ならば、瞬間英作文と同じと思うかもしれません。

瞬間英作文と大きく違うのは、音声の指示にしたがって、学習者が自力で、しかも瞬時に文章の「少しづつ変更」をやらなければいけない所にあります。決まった文章を繰り返す瞬間英作文より、かなり頭を働かせる必要がある、というわけです。結果として、正しい文法を駆使して、英文を組み立てる力が身に付くようになっています。

2週目なので当たり前なのですが、1周目よりかなりスムーズに学習を進める事が出来ています。それが気持ち良いので、さらにモチベーションが上がって、集中して取り組めています。繰り返しの学習は、モチベーションを維持することが難しい時があります。一方で、英語のハノンは、繰り返しの学習に楽しさを感じることが多いです。そこがかなりの強みだと私は思っています。

ということで、私はこのまま、地道に英語のハノンを続けて行きたいと思っております。初級を何度か繰り返したら、中級、上級をやる予定です。先は長いですが、楽しんでやれるはずです。興味を少しでもお持ちの方は、是非チャレンジしてみてください。

たまたま文法系の書籍と併用していたら、より染み渡る経験をした

今はTOEIC中心だけど、4技能をバランス良く勉強したい

現在私は、TOEICの勉強を中心にやっているのですが、スピーキングとライティングも少しは手をつけておきたいと思っています。理由としては、4技能(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)をまんべんなくやると、学習に相乗効果が生まれることを、英検1級対策をしていた時に強く感じたからです。

まずスピーキングの学習に関しては、英語のハノンに集中しようと思っています。オンライン英会話は一時中断しているのですが、英語のハノンがいくらか進んだ段階で、また再開する予定です。

一方で、ライティングの学習は何をやるべきか少し迷いました。毎日英作文をするのは理想的ですが、かなり時間を消費します。そこで、今は英文を筆写するぐらいにしておこうと思いました。何を筆写するのかも迷ったのですが、とりあえず慣れ親しんだ、

この参考書の模範解答を15問×5周ぐらい筆写しました。その後、ちょっと気分を変える意味で、

上記の本の例文を筆写しながら、読み進めるという学習を始めました。これはかなり有名な、英作文の参考書です。この本を読むと、正しい英作文を書くためには、いかに正しい文法の知識が必要かという事が分かります。と言う感じで、この本は文法の参考書としても使えます。難しいけど超オススメです。

完了形の説明を読んだ後に、英語のハノンがさらに効く

そして、これはちょっとした偶然なのですが、ちょうど上記の「和文英訳教本(文法矯正編)」の完了形の部分を読むのと同時に、英語のハノンで完了形の部分を私は練習しました。するとどうでしょう、完了形が、かなり脳に組み込まれる感覚がありました。少し例を挙げて説明します。

動作動詞と状態動詞の違いをしっかり認識する必要がある。状態動詞は進行形にならない(be動詞は例外)。なので、完了進行形を作るのは動作動詞のみ。

動作動詞を現在完了進行形で使うと「継続」。現在完了で使うと「完了」か「結果」。

これを頭に入れた状態で、英語のハノンをやると一味違いました。文法に詳しい方なら、こんなの当たり前、と思うかもしれません。ただ、私もこのような説明を、今までさんざん繰り返して読んで来たのですが、イマイチ頭に入りきっていませんでした。未だに分かっていない部分も多いのですが、とにかく「動作動詞」と「状態動詞」はいつも区別すべし、という事を再確認しました。

そして「動作動詞だから完了進行形で継続になっているんだな」と考えながら、英語のハノンで発声練習をすると、文法の知識がより身になったような気がします(錯覚かも)。同様に「状態動詞は完了形で継続になっているんだな」と、いまさら腑に落ちたりしています(今更)。

単体でも、英語のハノンは文法の復習をするのに非常に適しています。加えて、さらに詳しい文法の副教材があると、その理解にブーストをかける事が出来ると思いました。発声練習の時に、より身が入るようになるので、結構おススメです。

学習8年目なのに、分かってない事が多すぎる恐怖

今回の完了形はあくまでも一例で、同じような事は今後も起きると思います。つまり、文法書を読みながら英語のハノンをやって、私は「ハッとする瞬間」とか「新たな発見今更)」をすることになるでしょう。ただ、例えば完了形の「継続」「経験」「結果」「完了」中学校でも習ったのに、未だにそこで新鮮味を感じているのが、ちょっと恐ろしくも感じます。なんでこんなに難しいのだろう(私だけ?)。

実用上は、感覚的にだいたい分かっていればOKで、細かい説明は出来なくても良いのかもしれません。ただ、私のように英語の学習を趣味にしている場合、ここは追求すべきところだとも感じています。いつか、他人に英文法をすらすらと説明できるようなレベルになれたら、素敵だろうとは思います(どれくらい時間がかかるのだろう)。