35歳で英語を始めたら体が悲鳴をあげた話

学習初期の体の拒絶反応が凄かった

最初の1ヶ月で激しい腰痛に見舞われる

私は35歳の時に突如思い立って英語学習を始めました。それまで、自宅の机に座ってやっていたのはブラウジングと、軽く文章を書いたり、という程度でした。なので、いきなり3時間とか机に座って勉強をしたところ、体のあちこちが痛くなってきました。まずは腰痛です。

これは非常に不思議なのですが、私は会社で普通にデスクに座って仕事をしています。毎日、最低でも3時間ぐらいは連続して座っています。ですがそれまで、腰痛になったことはありませんでした。ところが、英語学習を始めた途端、激しい腰痛に見舞われることになりました。恐らくですが、新しい習慣を始めたことを体が気に食わなかったのでしょう。「英語の勉強なんてやめろ!」 という強い主張を体から感じました。「だが断る」というポリシーで勉強を続けたのですが、いかんせん腰痛は辛いです。ですので、ここは思い切って高い椅子を買うことにしました。

レビューはここが詳しいです。

家から一番近い大塚家具まで行って、さんざんいろんな椅子に座って試して、最終的にコレに決めました。当時、12,3万円だったと思うのですが、なんだか今、だいぶ値段が上がっているような。円安のせいでしょうか。これよりもハーマンミラーのアーロンチェアの方が有名ですが、私にはちょっと合わない感じでした。納品される時、思ったよりバカでかくて、ギリギリ自宅の部屋に入れてもらいました。

ちなみに、こんな激しい腰痛は始めてだったので整形外科にも行ったのですが、レントゲンを撮っても特に異常は見当たらず。「腰痛のためにすごく高い椅子を買ったんですけどねぇ」と言ったら先生と看護婦さんに笑われました。ということで、高い椅子を買ったにも関わらず、腰痛はあまり改善しませんでした。改善はしないけど椅子のせいで悪化もしていない(たぶん)、といういう感じで、かれこれ8年間勉強を続けています。トホホ……。

間違った発音練習を続けて喉がやられる

学習3ヶ月目くらいに本腰をいれて音読を始めたのですが、そのせいで喉が凄まじく痛くなりました。間違った発声方法をして、喉をうならせるように発音していたら、喉の痛みがすごくなり、痰もからんで声が出せなくなりました。耳鼻咽喉科で診察を受けましたが、特に良い薬もなく、安静にしてくださいと言われるだけ。「英語の音読をしてたらこうなりました」と女医さんに言ったら「私も音読頑張っています!」と笑顔で言われて話が弾みました。しかし対処法に関しては良いアドバイスも無く。

その後は喉が痛くなったら発声を控え、治ったら再開、という感じを繰り返しています。また、発音は8年目の現在も非常に苦労しております。発声方法も多少改善しているとは思うものの、コレといった感じがなかなか掴めません。最近、口笛を吹くような要領で英語の発声をやりましょう、と言っているYOUTUBEの先生がいて、それを参考にしたら少し良い感じです。口笛スタイル、結構オススメです。

腰痛がひどくなりハンモックで寝るようになる(なかなかオススメ)

学習が2年ぐらい経過したところで、あまりに腰が痛いので夜に寝るのにも支障をきたすようになって来ました。普通に仰向けでは寝られません。体を横にしたり、抱きまくらを試したり、トゥルースリーパーを買ってみたり、いろいろやりました。そして行き着いたのがハンモックです。

最初はこういう折りたたみ式の物を買いました。試してみたら、そんなに悪くない。悪くないのでもっと良いものを、となって結局、柱にボルトを打ち込んでアウトドア用のハンモックを使っています。

値段も非常に安いですし、かなりオススメ出来ます。寝るときは腰痛の心配が全く無くなりました。ただ、金具を柱に打ち込むのが面倒という難点はあります。ですが、腰痛で苦しんでいる方は、いちど試してみる価値はあると思います。ちなみにナイロンのハンモックは冬は寒いので、防寒対策をする必要があります。

折りたたみ式でも十分効果はあるので、賃貸の方にはそちらがオススメです。(いったい何の話をしているんだろう)

眼精疲労が酷くなり、単語暗記用アプリが使えなくなる

これも不思議なのですが、英語学習をする前から私は目を酷使していました。ゲームやアニメを長時間見ていましたし、パソコンやスマホでウェブも使っていました。それが、英語学習を始めた途端に激しい目の痛みに襲われました。これも眼科に行きましたが原因ははっきりせず。何も対処法を示してくれない医者にがっかりして、せめてロキソニン(鎮痛薬)を処方するよう懇願しました。もちろんそれでは根本的な解決には至りません。その後も、鍼治療を試したり、高い目薬を買ってみたりしましたが、特に効果はありませんでした。

その結果、ボキャビルにアプリを使うという目論見が外れてしまいました。しょうがないのでエクセルなどを駆使して物理的な単語カードを作り、暗記をすることにしました。その数、恐らく5千枚以上。かなり時間を無駄にしていると思います。物理的なカードもメリットがあるので、全部が無駄とは言い切れません。全然オススメは出来ませんが、お時間があったらその過程を御覧ください。

でもどう考えても、アプリの方が絶対便利だよなぁ。場所を選ばないし、整理も簡単だし……。

その後、ありがたいことに眼精疲労の症状はだんだん収まって、今は時々少し痛むくらいです。ですが、いまさらアプリに戻るわけにもいかず、単語カードを8年間使い続けています。

ちなみに、もし眼精疲労にお悩みの方がいらしたら、目の周りのマッサージではなく、頭の後ろのマッサージを試してみて下さい。実は頭の後ろの筋肉が眼精疲労と大きく関係しています。YOUTUBEで詳しく説明している整体師の方の動画などもありますので、オススメです。結構効果がありました。あと、これは少しマニアックな方法ですが、立体視の「平行法」ができるようになると目の疲れに効き目があります。これもYOUTUBEにやりかたがありますが、難易度高めです。

突然の尾骨痛で、ついにスタンディングデスクを導入する

これはごく最近なのですが、なんの脈略もなく、突然尾骨がメチャクチャ痛くなりました。痛すぎて眠れないほどです。整形外科に行ったのですが、骨折でもないし原因は不明とのこと。痛み止めを使っていたらだんだん収まったので、良かったですが、あの痛みが続いていたらと思うと冷や汗物です。もしかしたら、リモートワークで座りすぎたせいかもしれません。英語の勉強も座ってやっているので、運動不足が原因かもしれない。

ということで、ずっと試してみたかった「スタンディングデスク」を導入することにしました。実は腰痛に苦しんでいる過程で、何度かやろうとしたのですが、足がものすごい疲れるので断念していました。勉強に集中できないのでは元も子もありません。ですが、英検1級に合格してキリが良いので、立ったまま勉強を続けてみることにしました。

本格的な机をいきなり買うのはリスキーなので、いつもの机の上に小さなテーブルを乗せて代用しています。

タイピングするとグラグラするのが難点ですが、それが気にならなければ気軽にスタンディングデスクに移行できるのでオススメです。現在、導入してから約3週間ほど経過したのですが、始めのうちは足が痛くて疲れも凄かったです。ですが、次第に慣れて、今では程よい疲れが残るぐらいで、安眠にも役立っています。パソコンのモニターの高さを自由に変えるために、モニターアームも導入して、ちょっと未来的な環境になりました。

今の環境は腰痛にもだいぶ良いのですが、ずっと立ち続けていると、これまた腰が痛くなるときがあります。なので、私の場合、座ったり立ったりを巡回させるのが、一番バランスがよさそうです。

英語学習のせいなのか、単純に加齢のせいなのか

病院に行っても原因不明なケースが多かったので、精神的な原因もあるかもしれません。ちょっと勉強に意気込みすぎていたのかも。体からの拒否反応と戦ってきた感じがあります。同時に、中年の体の脆さが出てきているのだろう、とも思います。

学習開始時が特に酷くて、逆にモチベーションが高まった、までありました。体に負けてたまるか、という変な意気込みが湧いてきました。ただし、痛いものは痛いので、中年の体を労る必要もありそうです。

以上、あまり参考にはならないかもしれませんが、中年になって勉強を始めると、こういうこともあるよ、というお話でした。みなさんも、どうかお気をつけください

いや、30代後半から、マジで体の不調が増えました。恐ろしい……。そういう意味でも、若い時に勉強する、というのは大切ですね。無茶が出来るもんなぁ。私はもう、しんどくて徹夜もできないです。傷の治りも遅い。飲める酒の量も減ったし……。