海外旅行でのコミュニケーションに英語はあまり必要じゃなかった話

ベトナム旅行でグーグル翻訳アプリが大活躍だった

海外旅行と言っても、私はほぼアジアしか行っていないので、他の国へ行ったら条件が変わる可能性は大いにあります。タイやベトナムなどメコン川流域の国々では、英語が日常的にはほとんど使われていない印象でした。特に田舎だと、まったく通じないです。なので、基本的に私はそれらの国へ行くときに、簡単な会話用の本を持って行くことにしています。

2010年以前は上記のような指差し会話帳が非常に役立ちました。ただ、2019年にベトナムへ行った時にグーグル翻訳のアプリが非常に役立って、指差し会話帳の出番が大幅に減りました。アプリの進化に私が気がついていなかった、ということもあります。加えて、2010年頃に比べると、スマホの利用が世界中に浸透して、田舎の子供でも使い方を知っているという状況になりました。

グーグルのアプリのおかげで、ベトナムのかなりマイナーな観光地で、子どもたちと楽しく交流が出来ました。

お祭りの準備をしている子どもたちが、私のスマホを使って、いろいろ質問してくれました。「なんでここに来たの?」「美しい景色を見るためです」みたいな感じで。中には学校で日本語を学習している子もいて、日本語で自己紹介してくれたのには驚きました。

さらには、村の食堂で食事をしていたら、非番の警察官グループに誘われてやたらケバケバしいカラオケに行き、ビールを死ぬほど飲みまくる、という経験もしました。かなりダル絡みされましたが楽しかったです。全部奢ってくれたし。ここでもグーグル翻訳が大活躍でした。「ベトナム人についてどう思う?」「みなさんとても親切です」、お互いにニッコリ。みたいな感じで。

蛇足ですが、現地情報。まさにこの赤ピンの宿に泊ったのですが、ご主人と奥様が親切で、部屋もキレイだしオススメです(というかここぐらいしか宿が近くに無い)。近くの「lak湖」という大きな湖とその周辺が非常に美しかったです。食べ物も美味しかったし、田舎を満喫出来ます。ただ、交通の便が悪いので、誰も行かないだろうなぁ。2019年9月時点で、観光客もまばらでした(もちろんコロナ前)。

ヨーロッパの人と英語で交流するケースもあるけれど

とはいえ、アジアでも観光地ならば、メインの言語は英語です。ヨーロッパの人もたくさん訪れているので、田舎でも英語がメインで使われています。私も現地ツアーとかでヨーロッパの人と交流する機会が何度かありました。ですが、深いコミュニケーションを取りたいと思わない限り、片言の英語ですべて済んでしまいます。なんなら、英単語だけで意思疎通が出来るし、ジョークだって言えるし、仲良くなれます。必要なのはほんの少しの積極性、という感じ。

上記の写真はラオス北部のルアンナムターという所で、少数民族の村を訪ねる2泊のトレッキングへ行ったときのものです。先にどんどん進んじゃう少数民族の女性、そしてメチャクチャ親切なガイドのラオス人男性、ドイツ人の女社長、そして私、という謎の4人組で行動したのですが、これがめちゃくちゃ楽しかったです。

言葉は英単語のやり取りだけなのですが、牛のフンを踏みつけては爆笑し、マンゴーの日本価格で論争し、みたいな感じで盛り上がりました。これは2012年あたりなので、私の英語力は皆無です。なのに、夜中に大雨が降ってきて急いで寝場所を移動してください! とガイドの男性に言われたり、あの女の子がガキ大将だよね、とドイツ人女性と話したことを鮮明に覚えているんですよね。不思議。

じゃあ英語はいらないよね、という訳ではなくてですね

以上、英語がなくても海外旅行で人と交流するのに、大きな不便は無かったという話でした。じゃあ、なんでお前は英語の勉強をしているんだ、ということになると思います。それに端的に答えるならば「英語を使って深い会話が出来ていたら、もっと楽しかっただろうなー」と想像出来るからです。

私は海外旅行のために英語の勉強をしているわけではないですが(特に大きな目的は無い)、英語が話せないことによって、かなり機会損失はしているだろう、と思います。例えばラオスで、ドイツ人女性とサッカーの話をしたけど、香川選手の存在を上手く伝えられませんでした(当時大活躍)。タイの田舎で、英語を話すインテリのご家族のお家に招待されたけど、感謝の気持ちをちゃんと伝えられなくて後悔。みたいなことも多いのです。不便はないけど、英語が話せたらもっと行けただろうなー、と思う。

というわけで、英会話の勉強を熱心にやっている現在、次の旅行では英語をちゃんと使ってみたいな、と思う今日このごろです。ちょっと騙すようなトピックになって申し訳ありません。ただ、グーグル翻訳は本当に凄いです。田舎の人とでもすぐに仲良くなれるので、時代の進化を感じますし、かなりオススメです。