一日3時間・やり直し英語学習の記録 7年目

英語学習の記録 7年目

ようやく単語の暗記に目処がついて、7年目の半ばから英会話と英作文の学習を始めています。その進捗をみながら英検1級の受験を検討することにしました。リーディングとリスニングは今までの教材を切りの良いところまでやったのち、英検1級の過去問を徹底的にこなす、という形に切り替えました。

過去問をやってみたところ、単語力が上がっているおかげで、リーディングも点数が取れるようになっていました。リスニングも上達はしていて、英検の出題形式に慣れるにつれて、点数が安定して行きました。

カテゴリー リスニング

ここで再びご紹介しますが、NHKのビジネス英会話を本にまとめたシリーズです。実際には3部作になっていて、3冊あります。1人の英語が堪能な日本人がアメリカの企業にヘッドハンティングされて、移住して転職もして……というストーリーで話が進みます。本の発行は2007年で、内容は2005年放送分からということなので、やはり古いです。

ただ、相変わらずのクオリティで非常に楽しんで勉強が出来ました。注意点として、この3部作は中古で手に入れる場合、割と値段が高い傾向がありました。なので、無理して手に入れる必要はないと思います。でも、中古市場を見て、値段が手頃だったらぜひやってみて下さい。おすすめです。

カテゴリー 模試

これを繰り返しやるのが一番効果的だと思います。

表示は2022年度版になっていますが、実際に私が買ったのは2021年度版です。これに加えて、私は2019年度版をもっています。すると、2016年度の3回目から2020年の2回目までの12回分の問題が手に入ります(つまり一冊に6回分)。この12回を何度も繰り返して解くことで、試験に慣れることができますし、純粋に英語力の底上げが狙えると思います。

初めて過去問に触れた方は、自分と試験との距離を測ることが出来ると思います。そして例えばリーディングが難しく感じたら、他の易しい教材で実力をつけて再度挑戦する、というのも良い方法だと思います。私も実際、リスニングだけはやりやすかったので、先行してこの問題集で勉強して、ほかは保留にしていました。

隔年で買うとすべての試験問題が手に入るので、私は、次は2023年度版を買うと思います。

カテゴリー 模試

ほぼ試験問題と同じような内容です。

英検1級を主催している旺文社が、一級向けに出している本なので当たり前なのですが、過去問とほとんど内容が変わりません。問題がかぶっているということはないので、問題の量をこなしたい人にはおすすめできます。トレーニング用だけあって、ちょっとだけ本試験より難易度が上、のような気もしました。

一日30分、30日で対策出来る、と帯にありますが、それは無視して自分の好きな方法で使うといいと思います。30分で30日って、15時間ですけど、それで試験対策OKな人は超限られると思うのですが。謎なキャッチコピーだなぁ。

カテゴリー 模試

まるでデジャブのような旺文社の問題集

今度は一ヶ月ではなく、7日間完成、と謳っていますがそこは特に気にしなくていいと思います。これも量をこないしたい人向けの、一級の試験に非常に似た問題集です。なんでこのような、バラエティあふれる形で問題集を出しているのでしょう。ちょっと謎ですが、出してくれてるだけ有り難いので大人しく買いました。

問題の質は非常に良いと思います。ほとんど本試験と同じだと思いますし、解説も充実しています。難点といえば値段くらいでしょうか。試験予定がずっと先の方も、先にフリマアプリとかで値段が安い時に買っておくのもいいかもしれません。だいたい、試験前は中古が高額になる傾向があります。ただ、新品で勉強すると気分があがる、ということもあるので、値段差が大したことがなければ、新品を買うのがおすすめです。

カテゴリー 語彙

レベルチェックにも丁度良いです

15000語を一応カバーした後に、この本をやって自分のレベルチェックをしました。正答率は7割くらいで、もう少し行けると思っていたのでちょっと焦りました。つまり、私は15000語に一応触れてはいるのですが、日々どんどん忘れているのです。見たことがある単語だとしても、脳が意味を取り出せない、ということも多くて、答えになかなか自信が持てませんでした。

ということで、語彙の問題は復習が大切です。この本がそれを分からせてくれました。そこで、試験日までずっと、単語の暗記は続けることにしました。一度覚えた単語も、定期的にチェックする必要があります。永遠のルーティンです……。

ついに英作文と英会話を始める(遅すぎるが恐れる必要は無い

英語学習7年目も半ばに来て、ようやく単語学習に目処が付きました(覚えたとは言っていない)。そこで、ついに英会話と英作文の勉強を始めることにしました。私はなんと、今の今まで、学生時代を通しても、まともに英作文と英会話の勉強をしたことがありませんでした。つまり、リーディングとリスニングの勉強しかしてきていない。ただ、私のような状態の人は、日本人では珍しくないケースだと思います。同世代の方ならば、受験勉強のために単語と、リーディングとリスニングしかやらなかった、という方も多いと思います。今考えると、かなりイビツな構造ですよね。

そして、私と同じような状態の方ならば、英作文と英会話の学習に対して、かなり不安を感じていらっしゃるのではないでしょうか。文法は頑張って勉強してきたものの、いざ文章を書こうとすると、まったく単語や文章が浮かばない。英会話も同様に、文章を組み立てるのに四苦八苦して、意思疎通がままならない。文法もめちゃくちゃになる。実際、最初はみんなそうなると思います。

結論から言うと、英作文も英会話も、3ヶ月くらい毎日やっているとなんとかなってきます。稚拙な文章しか書けないし、流暢に話せるわけではない。ただ、及第点のレベルまで持っていくのに、そんなに時間がかからないはずです。というのも、我々が今までやってきたリーディングとリスニング、そして単語のレベルは非常に難易度が高いです。それに比べると、英検1級といえども、作文とスピーチに求めるレベルは、だいぶ手加減されている印象です。

なので、どうかそんなに恐れないで手を付けてみて下さい。最初のウチはうまく行かないストレスがヤバいと思います。ただ、英検1級を目指すレベルの方ならば、上達のスピードは恐らく結構早いはずです。むしろ英作文と英会話の学習のほうが楽しい、となる人も多いと思います。

カテゴリー 英作文

受験者の8割ぐらいは買っていそうなベストセラーです。

英作文と英会話を始める前に、心構えと、あとはそのたたき台というか、ちょっとした基礎が欲しいな、と私は思いました。ということで、ベストセラーのこの本を買ってみました。この本で一番良かったのは、短文の例文がたくさん載っていたことです。私はそれで瞬間英作文を繰り返し、脳に叩き込みました。すると、英作文と英会話のシーンで、徐々に使える言葉が増えて行きました。

暗記といえばそうなのですが、丸暗記してそれをそのまま使う、というのはほぼ不可能です。なぜなら、英作文のお題や、英会話のトピックは多岐に渡るので、応用力が必要になるからです。ただ、ここが少し不思議なことなのですが、暗記をしまくると、自分の脳が勝手にアレンジをしてくれるようになります。ここでこれを言ってみたらどうかな? みたいな提案を英会話の途中で出してくれます。

脳と自分が別人格になったようで気持ち悪いですが、これもまた「やりこみ」の効用かとおもいます。体が勝手に動き出すまで練習しまくりましょう、という方法は、スポーツとか楽器の世界だけではなく、英語もそうなんだなー、としみじみ思いました。いまさらかよ、とツッコミが入りそうですが……。

この本は短文の例題だけではなく、英作文とスピーチに関する情報がたくさん載っていますので、とてもオススメです。ただ、難易度は高めで、この内容をそのまま言えるレベルの方はかなりの上級者だと思います。私はそこまで達すること無く試験に挑んで、ギリギリ合格という感じでした。頑張って練習する必要はありますが、本の難易度にプレッシャーを感じすぎないようにしてください。

カテゴリー 英会話

慣れればストレスも減って、むしろ楽しくなっていくはず(本当です

ついに英会話を始めました。ネイティブキャンプを選んだのはまず、値段が安いこと。DMM英会話も基本料金は同じですが、ネイティブキャンプは回数が無制限です。単純にお得! と思って飛びつきました。まずはお試しで一週間、無料でやってみました。しかし、まー話せない話せない。分かってはいたけれど、最初は言葉が全く出てきませんでした。かなりストレスがたまりますし、先生に対して申し訳ないやら、恥ずかしいやら。

ただ、先生方はとても優しくて、生徒がどんなにめちゃくちゃな英語をしゃべろうが、黙ってしまおうが、辛抱強く笑顔で付き合ってくださいます。それが仕事だから、といってしまえばそうですが、先生方の姿勢にとても救われました。ネイティブキャンプに限らず、オンライン英会話の先生はフィリピン人の方が多いです。私は英語を学習する前から東南アジアが好きで、よく旅行していたのですが、人々のおおらかさとか、オープンな態度に非常に惹かれていました。

恐らく、日本人の先生を相手にしていたら、かなり気を使ってしまう学習者が多いのではないでしょうか。旅の恥はかきすて、ではないですが、細かいことは気にしない心の広い先生を相手にしていると、こちらもだいぶ気楽な感じで勉強が続けられます。そこがもっとも、オンライン英会話の良いところのような気もします。つまり、日本人とフィリピン人の相性がとても良い気がします。

一方で、ヨーロッパとかアフリカとか、ネイティブの先生に教わるとストレスが半端ないときがありました。オンライン英会話に関しては、書きたいことやお伝えしたいことがたくさんあるので、別にまとめようと思っています。とにかくおすすめです。勉強が捗るし、単純に楽しいのでもっと早くやるべきだったな、と思いました。

ただし、オンライン英会話だけでは勉強の効率が良くない、という点に注意が必要です。あくまでも大量のインプットの後の実践練習、という位置づけで利用するのが良さそうな気がします。

カテゴリー 英作文

参考にはなるけど難易度が高いです(英検1級よりレベルが上かも)。

とにかく英作文に自信がなかったので、評判が良い参考書を読み込もう、と思って買った本です。非常に参考にはなるのですが、私にはちょっとレベルが高かったと思いました。部分的には利用させていただき、実際に試験の英作文に使うことも出来ました。ただ、この本をマスターするにはもっと時間がかかるし、それが出来たらだいぶ上級者になれると思います。

このブログの英検のカテゴリーでご紹介しているのですが、私は一次試験の英作文で32点満点中、30点取ることが出来ました。しかし、その内容はかなり単純で、中学英語に少しむずかしい単語を混ぜました、みたいな感じのものでした。つまり、あまり手の混んだ文章は試験で求められていない、ということです。

なので、英検1級の英作文に対して、この本はオーバースペックだし、やり込んでも点数には直結しないかもしれません。ただ、この先の英語学習のことを考えると、必ずマスターしなければならない要素が詰まっている、素晴らしい本だと思います。

カテゴリー 英作文

英文法の基礎がまあまあ出来ていれば、英作文は書けます。

英作文の仕込みとして、基礎的な文章を頭に叩き込みたいと思って選んだ本です。英検1級用の教材として、おすすめしている方が非常に多かったです。ただ、この本は大学受験用の参考書です。つまり、英検1級の英作文と大学入試の英作文は、求められているレベルが結構近い、ということだと思います。

英作文を入学試験に課す大学は、かなりレベルが高い、という印象が以前の私にはありました。ただ、参考書をいくつか読んでいくうちに、求められているのは基礎的な文法の正しい運用である、ということに気が付きました。それは英検1級も同じです。エレガントな文章を、難しい単語を使って書く必要はないのです。また、論文のような複雑さや専門性も求められていません。

ここまで英語の勉強を続けられて来た方ならば、文法の勉強はさんざんやっているはずです。なので、新しい知識やテクニックは必要ではありません。知っている文法や単語を、正しく運用して出力する訓練が必要なのです。それを繰り返せば英作文は書けるようになります。

ということで、私はこの本の基本例文100を瞬間英作文で暗記しました。これは単純に英文法の復習という感じです。あと、英作文ではもちろん、単語を正しく綴れる必要があります。私は、パソコンのワープロソフトを使って、暗唱した文章を正しく書き起こせるように練習しました。

英検1級の英作文については、こちらも別にまとめる予定なので、よろしければそちらも御覧ください。

英検1級一次試験

コロナがまっさかりでしたので、電車に乗るのが嫌だな~という感じで試験会場の大学へ向かいました。過去問で点数は取れていたので一次試験は大丈夫であろう、と思っていましたが、緊張は結構して焦りながら問題を解きました。オススメしている方が多かったので、英作文を最初に済ませました。その結果、時間に余裕が出来て、リスニングの先読みが出来たのが大きかったです。大きなミスは無かったので、点数が結構取れました。

リーディングは短い時間内で読み解け無い部分もあったので、読書量が足りないな、と思いました。英作文は予想外に点数が取れて、出題テーマに関して運が良かったと思います。あとやはり、文章の上手さではなく、基礎的な部分の正確性が求められていると思います。

2次試験までは約2ヶ月間、時間がありました。単語学習はルーティンとして続け、あとはオンライン英会話の比重を高めて勉強を続けました。ネイティブキャンプは定額で受け放題なので、最高で一日4コマ、約2時間しゃべっていた日もあります。ただし、これは勉強になったというよりも「英会話」に対する抵抗感を減らす、というぐらいの効果しか無かったかもしれません。むしろ、インプットと発音に特化したほうが良かったかも。

英検1級2次試験

めちゃくちゃ緊張しましたが、試験自体は短時間です。自分の番が近づくにつれて「あとは野となれ山となれ」という気持ちになって行きました。それで、結構大胆に喋ることが出来たと思います。試験が終わったあとは、反省点が山盛りでした。受かるにしても落ちるにしても、ギリギリなんじゃないかなー、と思っていたらまさにギリギリ。合格最低点ピッタリ賞でした。

そしてそのギリギリ合格の内容がこちら。

詳細に関してはまた別記事にまとめる予定ですが、自分の予想とだいぶズレていました。ショートスピーチはまあ、グダグダだったので6点は納得。インタラクションはもう少し取れたと思ったのになー。文法は予想外に点数もらえました。レベルの低い内容だったとは思うのですが、ミスが少なかったのが良かったのだと思います。

そして発音。くやしー。無我夢中で全く発音のことなんて考えずに喋っていました。オンライン英会話では、先生が発音を褒めてくださることも割りとあって、完全に油断していました。調子に乗っていたと思います。

という感じで、ギリギリ合格なので嬉しさ半分、という感じです。もう一度受けよう、と即座に思いました。

英語学習7年目 ここまで

大きな目標であった英検1級に合格できました。達成感はもちろん大きかったのですが、ギリギリ合格なのもあって、スッキリ喜べなかったです。これはあらたなモチベーションを得た、ということでポジティブに捉えたいと思います。ということで、英検1級は近々また受ける予定で勉強を続ける予定です。あと、TOEICもまた受けてみようと思っています。