elsa speakの効果は非常にゆっくりだが、確実に出てくる(開始から6か月経過)

毎日15分ぐらいを6か月続けた結果

elsa speakを始めてからだいたい6か月が経過しました。elsa speakとは英語の発音学習のアプリです。AIが利用者の発音の正確さを判定してくれます。そのため、独学者でも正確な発音学習をすることが出来ます。このアプリの詳しい使い方については、以下にまとめてありますので、よろしければご覧ください。

elsa speakはあくまでも判定ツールなので、地道な努力は必要

英語学習をしている方ならばご存じだと思いますが、英語の発音はそもそも非常に難易度が高いです。そして、このアプリを使ったからと言って、その習得が大幅に簡単になるような効果はありません。あくまでもこのアプリは、理想的な発音学習の場を提供してくれている、という意味で価値があります。

恐らく、学校に通ったり、先生に教わったとしても、地道な訓練を続ける必要があるはずです。独学者の場合は、その地道な訓練はやれるとしても、発音の正しさをチェックしてもらう事が、以前は非常に困難でした。それがこのアプリのおかげで、学校や先生に匹敵する存在を、ある意味手に入れることが出来たわけです。

ただし、AIは正しさを判定してくれるだけですので、間違った発音を矯正するためには、学習者個人が工夫をする必要があります。例えば、「will」の発音が上手くいかない場合、口の形や音の出し方をネットで調べつつ、上手く発音出来るまで、試行錯誤する必要が出てきます。

この試行錯誤の部分が結構大変なので、elsa speakを使っていても、学習に苦労をしている方が結構いらっしゃるようです(私を含めて)。そのことに関しても、以前に記事を書きました。劇的に上手くなる方法は無いので地道にやるしかない、というのが一応の結論です。そして、現時点で出来ない発音を、あまり深追いしすぎないというのも、重要だと思います。

というのも、一つの発音にこだわっていると膨大な時間がかかります。また、その時に上手く発音できたとしても、次の日にはそのコツを忘れてしまっていることも多いです。ですので、長い目線でコツコツと、少しずづ上達するような気持ちで取り組むべきだと私は思います。

めちゃくちゃ歩みは遅いが、間違いなく前には進んでいる

私は開始時点で正答率が70%台後半だったのが、3か月で80%ジャストぐらい。そして6か月目の現在は、82%という所です。デイリーレッスンという、自動でアプリが練習メニューを作ってくれるものを利用しています。出てくる発音のメニューは難易度で3段階(easy・middle・hard)に分けられており、それもアプリが自動でチョイスしてくれます。当然「hard」のお題は難しいので、正答率は低めに出てしまいます。

総合成績が80%を超えたあたりから、お題の中に含まれる「hard」の数も増えてきているように感じます。つまり、以前より練習メニューが厳しくなってきているわけです。よって、正答率が上昇しているといっても(78%→80%→82%)、これが上達の具合を表しているとは限りません。実際、難しいお題が大量に出て、一時的に80%に下がってしまうような経験も何度もしています。

ですので、この正答率はあくまでも、現状のお題に対する一時的なもの、としてとらえる必要がありそうです。出来る事なら、過去との単純な比較で、上達の具合が分かる指標が欲しいところです。あまり気にしない、というスタンスで行くのが、一番気楽で良いかもしれません。

とはいえ、毎日練習をしているので、発音学習はしっかりと前進をしている実感もあります。以前はクリアするのに時間がかかっていた単語が、一発で上手くいく、みたいなことも増えてきました。これは非常に嬉しいですし、モチベーションも上がります。ただ、相変わらず難しくて、てこずっている単語(発音記号)もあります。今回は、それらを少しご紹介したいと思います。

上達した部分がある一方で、未だに難しさを感じる部分もある

苦手な発音がよりハッキリとしてきた

ここでは、elsa speakを6か月使った私が、改善できた単語(発音記号)と、未だにてこずっている単語(発音記号)を、それぞれ分けてご紹介します(ごく一部)。

改善が見られた単語や発音記号

/r/(アール)

例えば「read」を発音するなら、冒頭に「r」があるので意識しやすいです。ただ、「hear」とか「import」の「r」は、以前は注意を払えない事も多かったです。結果、AIに頻繁にダメ出しをくらっていました。しかし、最近は意識的にすべての「r」を発音するようになりました。

/l/(エル)

上記の「r」と同様に、常に意識して発音するようになりました。「place」とかなら、舌が前歯に引っ掛かりやすくて、発音がしやすいです。ただ「l」の配置によっては、難しいものも多いです。「will」と「I’ll」は未だに凄い難しい

/w/(ダブリュー)

これも未だにてこずってはいるものの、手がかりを見つけた、という実感があります。以前は、まったく発音の仕方が分からないレベルでした。何度も動画やサイトを調べて、少しづつ練習した結果、気合を入れると8割ぐらいで正解出来る感じです。このコツを言語化するのは、相当難しいと思います。練習するしかない。woodとwouldとwithが特にキツイ

ちなみに例えば、wouldを無理やりカタカナにすると、「ウァド」が近いと思う。口を前にすぼめた状態から、後ろに引く感じで発音。文中にある場合は「ゥァド」ぐらいで正解になる時がある。と言う感じに、毎回注意を払うのは大変だが、これが自然に出来るようにいつかはなるはず(願望)。

てこずっている単語と発音記号

/i/と/ɪ/

/i/が「イ」と「エ」の中間の音になるそうです。そして/ɪ/は「エ」と「イ」を同時に言いつつ「イ」謎過ぎる。単語によっては全く問題なく発音できるのですが、出来ない場合は徹底的に出来ません。ただ、まったく手がかりが無いわけでもないので、修行を続けます。

/dʒ/

単純に「ジュ」と言っても、ダメ出しされることが多いです。これも単語によるのですが、全く通用しない時があります。 /k/と/b/もダメな時があり、破裂音がどうも苦手です。勢いの出し方が難しい。

/θ/ threeとかmonthのアレ

こすれた音がなかなか難しい。私は前歯がちょっと欠けているので、そのせいじゃないかと最近疑っています。/ð/の方はまあまあ上手くいくので、なんとかなって欲しい。毎回、かなり意識して発音をしているのですが、なかなか合格点が貰えません

単語学習と同じで、発音も果てしない道が続いている

恐らく、いくら練習をしたとしても、私がネイティブのように発音出来る日は来ないと思います。ただ、上達の余地がたくさんあるので、当分は発音学習を続けるべきだと考えています。「外国人にしては流暢だね」と、ネイティブにお世辞抜きで言われるレベルを目指したいと思います(遠い未来だけど)。

このアプリを始めた方は、なかなか上達の実感がわかなくて苦労されている方も多いと思います。ですが、単語学習と同じで、地道に続けていればジワジワと効果が表れてくる分野だと思います。毎日の学習ルーティンにも入れやすいと思いますので、まだやったことが無い方にもおススメです。今後も、私はアプリでの練習の過程をこのブログに記す予定です。