ダイソーの読書台から約1500円の読書台に乗り換えたので比較をします

毎日使う道具には、お金をかけた方が良いかもしれない

以前、私が英語学習に使っている、100均の道具をご紹介しました。

当初は、「100均の道具でも便利に使うことが出来ます」という単純な話をしようと思っていました。ただ、書いているうちに100均以外の、ちょっと高価な道具も試したくなりました。確かに最近の100均の道具は質が高いのですが、それはあくまでも値段に対しての話です。もう少しお金を出すと、満足感がグッと高くなる可能性があります。

ということで、今回は思い切って(おおげさ)読書台を新調してみましたので、その使い勝手を100均の道具と比較しつつご紹介したいと思います。ちなみに結論から先に申し上げますと、1500円出した甲斐はありました。100均の物との違いは劇的とまでは行かないですが、確実に使用感は上です。

約1500円の読書台(actto BST-02)を100均(ダイソー)と比較する

まずは新しく買った読書台をご紹介します。

アマゾンの読書台のランキングで、8位に入っていて星が4.5でした(ランキングや星は大してあてにならないですが)。他にも1000円~2000円ぐらいで、結構いろんなメーカーが読書台を作っています。私がこれを選んだ理由は、レビューで「分厚い本もしっかり掴んでくれる」というものを結構見かけたからです。デザイン的にも、なんとなく分厚い本の収まりが良さそうに見えたので、あまり深く考えずに選びました。

実際に分厚い本を挟んだら、どんな感じになるのか

私が持っている英語関連の本で、もっとも分厚いと思われる「実践ロイヤル英文法」を挟んでみました。ちなみに、この本のサイズは、閉じた状態で縦21センチ×横15センチ、厚さは3.2センチあります。

抑えてる感がしっかりとある(actto BST-02)

このように、かなりがっちりと保持してくれます。

一方で、100均のものは少し不安定になってしまいます。

抑えがかなり緩いので不安定(ダイソー)

これは記事の為に誇張をしているわけではありません。100均の物は単純に、本を立てかける部分と、抑えるパーツの最大距離がかなり近い(約3.5センチ)です。

台と抑えの距離が約3.5センチ(ダイソー)

この幅は全く調整が出来ない(もちろん抑えのパーツは動くが)ので、超分厚い本はそもそも置けないという事も起こります。ロイヤル英文法はギリギリ置けるのですが、かなり窮屈で不安定になります。

一方で、「actto BST-02」のこの部分は、最大に開いた状態で6センチぐらいあるので、かなり余裕があります。

台と抑えパーツは最大約6センチ幅が取れる(actto BST-02)

「ロイヤル英文法」と、「TOEIC文法問題出る1000問」を重ねて置いてもこの通り。

ガッチリ留まる

分厚い本を、左右のページ数が偏った状態で開いた場合

左右の抑えが別々に動かせる(actto BST-02)

このように、「actto BST-02」は、本を抑えるパーツが左右で独立しているため、分厚い本の1ページ目でも安定して開いておくことが出来ました。一方で100均の場合。

左がほとんど抑えが効いていない(ダイソー)

このようにかなりおさまりが悪いです。先ほども述べましたが、そもそもの本を置くスペースに差があるのが原因です。また、本の抑えが左右で独立していないので、ピシッと止める事ができません。一応、本を立てかけるだけの用途ならば、十分使えると思います。ただ、ページめくりをする場合は、かなりストレスが溜まると思います。

もうちょっと薄い本で試してみる

「ロイヤル英文法」はさすがに分厚すぎるので、もう少し薄めの本で試してみます。現在私が筆写している、「例解 和文英訳教本」を置いてみます。サイズは縦21センチ×横15センチ、厚さは1.8センチぐらいです(閉じた状態)。

かなりの安定感(actto BST-02)

当たり前ですが、「actto BST-02」の方は余裕でした。次に100均の方。

抑えがぎこちない(ダイソー)

結構おさまりが悪いです(誇張ではなく本当に)。本を置くスペースには余裕があるのですが、抑えるパーツの構造が単純なので、本が不安定です。無理やりギュッと抑えることも出来ますが、左右が独立していないので、うまく行かないケースが多いです。つまり、この抑えるパーツ値段の差が特に出ている、という事が言えそうです。

立てかける角度は、両方とも結構調整の幅がある

「actto BST-02」の方は、無段階で台の角度を決める事が出来ます。好きな角度でクリップを止めて調整が出来ます。

ゴム足があるので滑らない(actto BST-02)

一方で、ダイソーの方は、台の支えをいくつかの溝に挟む形で調整をします。

調整幅は結構ある(ダイソー)

かなり後ろに傾ける事が出来るので、こちらも自由度は十分かと思います。ただ、例えば壁ぞいに読書台を置きたい場合に、後ろの出っ張りがじゃまをすることはあるかもしれません。その点、「actto BST-02」は最小限に引っ込めることも出来ます。

傾きを最小にした状態。ちゃんと立つ。(actto BST-02)
構造的に、傾きを最小にしても後ろが出っ張る(ダイソー)

TOEICの公式問題集(解答を除く問題集部分のみ)を挟んでみる

「actto BST-02」の方は本のサイズが大きくても、結構余裕です。安定して本を置くことが出来ます。ページを抑えるパーツが独立しているため、ページ送りもやりやすいです。

もう少し大きくても行けそう(actto BST-02)

一方で、ダイソーの方も、本を置く分には問題はありません(不安定ではある)。

本の厚さが足りなくて抑えが届いていない(ダイソー)

ただ、やはり本を抑える力が弱いです。というか、公式問題集は値段の割に薄い本なので、ダイソーの力ではほとんど抑える事が出来ていません。スカスカです。本を置くことは出来るけれど、ページめくりをするたびに本が倒れそうになります(繰り返しますが誇張ではない)。

思ったよりも性能差があるので、使用頻度が高い人は買う価値がある

というわけで、実際に買ってみたら、だいぶ違いがあることが分かりました。ダイソーの物も簡易的には十分使えますが、快適度や安定度にだいぶ差があります。特に本の抑えパーツに値段の差が出ています。

左右独立の抑えパーツが、1500円の理由

左右に独立して動くのに加え、ゴムでピタッと止まるのが大きい(actto BST-02)
基本的にカッチリとは止まりにくい構造(ダイソー)

私のように筆写をする用途には、「actto BST-02」がかなりオススメです(というかもう戻れない)。プラスチックですが質感もなかなか良いです(耐久性もまあ、ありそう)。1500円の価値が十分あると思いました。

ダイソーが100円で読書台を売っているのも十分凄いのだが