英作文を書く時に良いキーボードを使うと、モチベーションだけは確実に上がる

キーボードを使って英語の例文暗唱をしています

最近、英語の4技能をバランスよく学習したいと考えています。ただ、英作文(ライティング)は英検1級に合格して以来、かなりサボっていました(約10か月ぐらい)。ですので、一からやり直すつもりで、例文暗唱(+タイピング)から始めています。

例えばTOEICのスコアを目標にして英語学習をやってきた場合、英作文をいざ書こうとしても、なかなか筆が進まないと思います。そこで例文暗唱をすると、頭の中に英文のストックがある程度出来るのでおすすめです。その後、覚えた文章の細部をアレンジしつつ、文章を書く練習を繰り返せば、徐々に自分が言いたい事を、文字にすることが出来るようになります。

英検1級の英作文対策として、私はこの方法を取りました。英作文はアウトプットの勉強(考えを表現する)なので、スピーキングにも生かすことが出来ます。よって、英検1級の2次対策にも、応用をすることができました。具体的に言うと、オンライン英会話で、暗唱した例文を口に出す経験を繰り返すと、次第にそれらが自分の言葉になって、自然に使えるようになって行きます。

という事で、例文暗唱の効果は分かっているので、以前に作った例文カードを使って、暗唱を再開しています。ちなみに英検1級の英作文は、手書きで文章を書く必要があります。ですので、単語のスペルをしっかりと覚える必要があります(間違えると減点)。ただ、手書きはかなり時間がかかるので、私はタイピングで文章を打つようにしています。

英検1級の英作文は手書きだが、練習段階ではタイピングで問題はない

さすがに英検1級の試験2週間前ぐらいから、英文を手書きする練習をしました。ただ、準備段階では、ずっとキーボードを使ってタイピングをしていました。基本的に、それで大きな問題は無いと思います。むしろ、タイピングの方が利点が多いです。以下にその利点を挙げてみます。

タイピングの利点(手書きに対して)

文字を書くスピードが圧倒的に速い。つまり効率よく勉強が出来る。

紙に書く必要が無いので、ゴミを出さない

ワードのようなワープロソフトには、スペルミスを見つける機能が備わっているので、自分が気が付かなかったミスを即座に表示してくれる。

英作文の添削サイト(無料)を使って、文法を含めて様々なチェックをしてもらえる。また、言い換えの文章の提案もしてもらえる(表現の幅が広がる)。

と言う感じです。

そもそも、実際にビジネスなどで英作文を書くシーンを考えた場合、手書きでは無く、圧倒的にタイピングするケースが多いはずです。また、既に英検も「英検S-CBT」という、学校や企業向けの試験形式で、英作文はタイピングでの受験が可能になっています(ただし準1級まで)。添削にAIが使われている事を考えても、タイピング入力の英文の方が、運営としても圧倒的に扱いやすいはずです。

恐らくですが、あらゆる英作文の試験で、タイピングでの入力が増えて行くのではないでしょうか。というか、手書きは時間がかかる上に、文章の修正がしにくいので、すべてタイピングになって欲しいと私は思っています。

高いキーボードを買っても、良い文章がかけるわけではないけれど

前置きが超長くなりましたが、上記の理由で、ライティングの勉強をする時には手書きでは無く、私はタイピングをメインにしています。その場合、パソコンのキーボードを使うことになるわけですが、値段の高いキーボードを使うと、結構モチベーションが高まります。ただもちろん、高いキーボードを買ったからと言って、良い文章が書けるようにはなりません。しかし、このモチベーションを上げてくれる効果は、意外に馬鹿になりません。そこら辺を具体的にご説明します。

まず、私が使っているキーボードをご紹介します。

東プレと言う会社から出ている、「リアルフォース」というキーボードで、お値段が2万円以上します。実際にはこれの旧型を使っているのですが、最新型とあまり性能差は無いようです(スペースバーの長さくらい?)。つまり、もともとかなり完成されていたキーボードで、知る人ぞ知るベストセラーとなっています。

注意点として、テンキー(数字専用キー)有か、無しのモデルがあります。また、キーボードには「日本語配列」と「英語配列」があるので、用途に合わせて選ぶ必要があります。私が使っているのは日本語配列なのですが、英作文用に、英語配列が欲しくなって来ました……

と言う感じで、この手のデバイスは結構物欲を刺激してくるので、ちょっと危険です。しかも先ほども書きましたが、あくまでも道具ですので、これを買ったからと言って、文章が上手になるわけではありません。ただ、モチベーションは確実に上げてくれます

というのも、かなり「打ち心地」が良いです。タイピングにたくさんの時間を費やす人は、この「打ち心地」は結構重要な要素になります。例えば、ゲームのコントローラーを握ると、それだけで楽しい気持ちになる人もいると思います。そんな感じで、このキーボードを使っていると、タイピングをするだけで楽しいので、結果的に英作文やその他の作業が捗る時が多いです(個人の感想)。

使う頻度の高い道具には、お金をかけるメリットがあると思う

以前私は、勉強用のタイマーと読書台に関して、レビューを書きました。

タイマーは、長い間ダイソーの物を使っていたのですが、少しお金を出してグレードの高い物を使ったところ、いわゆるQOL(生活の質)が上昇した実感がありました。同様に高級なキーボードを使うことも、パソコンを日常的に使っている方にとって、お金をかける価値のある事になると思います。

ここまで、「手書きに対する、タイピングのメリット」をさんざん語っておいてアレなのですが、例えば手書きが好きな方は、英作文の学習をする時にちょっと良い万年筆を使う、というのもモチベーションに大きくプラスになると思います。学習の効率も大切ですが、それよりも「勉強をする意欲が沸く」事の方が価値が高いはずです。

ということで、ご自分の趣味や好みに合わせて、道具をアップグレードするのがおすすめです。リスニングのために良いヘッドホンやスピーカーを買ったり、机や椅子をちょっと良い物に替えてみる、というのも楽しいと思います。そのようにして、じわじわと学習環境を整えると、毎日の学習が継続しやすくなるはずです。