グーグル翻訳アプリで、オンライン英会話の復習をする方法

授業の直後よりも、散歩をしているときに英会話の内容を思い出す

先日、オンライン英会話の予習復習について書きました。

予習も復習も、さらっとやるぐらいでOK、という風にまとめたのですが、復習に関して補足したいことがあったので、今回それを書きたいと思います。

私は毎日25分のオンライン英会話を継続していて、ほぼ一年が経ちました。ただ、前に書いたように、オンライン英会話の復習に、それほど時間はかけていません。というのも、他にもやりたい勉強がたくさんあるため、英会話の授業だけに時間を割くわけにはいかないのです。勉強時間は毎日3時間と決めているのですが、現在の配分は

英単語の暗記(復習が8割)30分
オンライン英会話30分
elsa speak (発音学習のアプリ)15分
英検1級の模範英作文の筆写15分
英語のハノン初級20分
toeic対策(模試など)60分+
合計約3時間

という風になっています。

オンライン英会話のサービスによっては、授業の会話を録音してくれるので、あとで聞き返すと結構勉強になります(DMM英会話など)。ただ、それをしていると膨大に時間がかかってしまうので、今はやっていません。将来、再び英検1級を受ける時には、もう少しスピーキングの比重を増やしたいとは思っています。

というわけで、英会話の復習に時間は割いていないのですが、実は隙間時間で復習をしているときがあります。というのも、オンライン英会話の後に、他の勉強をしていたり、散歩や仕事をしていると、ふと授業の内容を思い出すことが多いのです。

ちょっと不思議なのですが、授業の直後に「伝えたかったのに、うまく言えなかったこと」とか「知っているのに、言葉にできなかったこと」を思い出そうとしても、なかなか上手くいきません。それが、少し時間が経過して別の事をしていると、授業中に考えていたこととかが、頭の中に明確に浮き上がってきたりします。

そのこと自体は有難いのですが、これが散歩中に起きたりすると、手元にスマホしかないので、いちいち検索して調べるのが結構面倒です。そこで、私は前回のベトナム旅行で大活躍した、グーグル翻訳アプリを使い始めたのですが、なかなか便利なのでご紹介したいと思います。

ただ話しかければよいので、非常にラク

実際の例で使い方を説明したいと思います。

フィリピンの先生と生魚を食べられるかどうか、について話した。先生によると、フィリピン人はめったに生魚を食べないとのこと(マリネのみ)。ある日本人が、セブ島の市場で魚を買って刺身にして食べたら、病院に担ぎ込まれたらしい。

という話を、散歩の途中に、なぜかはっきりと思い出したりします。それでその時に「その魚は、もう腐っていたに違いありません」と言いたかったなー、と私が思うわけです。「It must have been rotten.」で意味は合ってるかな? と思った場合、グーグル翻訳のアプリを起動させましょう。

マイクボタンをクリックして「それは腐っていたに違いありません」と日本語で音声入力すると、

このように、すぐに英文を取得することが出来ます。あまり細かいことは調べられませんが、散歩の途中などに、軽く確認したいときは非常に便利なのでおススメです。また、英語でも音声入力が出来るので、逆パターンでも調べる事ができます。ただ、その場合は中央にある「会話」ボタンを押して使った方が良いです。このモードだと、長い英文も入力できます。

このような画面になって、比較的長い文章でも音声入力が出来ます。ちなみに、この会話モードが非常に便利で、ベトナムの子供たちと交流したときも、主にこの画面を使っていました。

一番下の「English」ボタンを「ベトナム語」に変えて使っていました。子供たちがそのボタンを押して、ベトナム語で音声入力をします。すると、即座にベトナム語が日本語に変換され、スピーカーから翻訳された日本語が流れます。それに対して、私が日本語ボタンを押して日本語を言うと、それがベトナム語に変換され、同じようにスピーカーからベトナム語が即座に流れます。

文章で見ると複雑なようですが、実際はかなりスムーズに翻訳されます。まるで会話しているかのように交流をすることができて、かなり盛り上がりました。語学の勉強しなくても良くない? と思うほど便利なツールです。テキストのみの翻訳ならば、オフラインでも使えるというのも凄いです(事前にファイルのダウンロードが必要)。これなら例えば、電波の届かない地域の、山岳民族とか、砂漠の村を訪ねる時とかにも使えます。非英語圏を旅するときに、かなり重宝すると思います。

翻訳の結果は履歴で残るので、散歩のあとで参照することも出来ます。気になったことはバシバシ翻訳させておいて、あとで詳しく調べるというのも、いいかもしれません。その場合は、こちらのサイトがオススメ。

ネイティブの先生方や、日本人の英語教師の方が、より実用的な英語の表現を紹介してくれています。英語の表現に関して、調べたい言葉で検索が出来ますので、非常に便利です。もちろんグーグルを使って、ネット全体から調べることも出来ますが、それだと、かなりランダムに情報が出てきてしまいます。上記のサイトは信頼できる情報を、素早く手に入れることが出来るので、特に英会話で使う表現を調べる時には便利です。

この10年で言語関係のテクノロジーもかなり進歩している

すでに上記のアプリやサービスを使っていたり、知っていた人も多いと思います。ただ、そのクオリティの進歩が予想以上に早くなってきているな、と私は思っています。ですので、不便だと思って、過去に使うのを諦めたサービスでも、今は実用的になっている可能性があります。グーグル翻訳なんて、10年前は酷い結果しか出てこなかったので、ほとんど使えない印象でした(今でもやらかす事がありますが)。

elsa speakDeepLの能力を考えると、もしかしたら近い将来、AIにオンライン英会話の相手をしてもらうことになるかもしれません。そうしたらコストは下がるだろうけど、フィリピン人の先生方は困るだろうなー。もしくは、自動翻訳機能が眼鏡とか時計に付属して、英語学習をする人が、極端に減ってしまうかもしれませんね。そんな世界も見てみたいような、そうでもないような。

とりあえず、英語を趣味でやっている人にとっては、技術の進歩は有難い限りだと思います。今後もいろいろ試して、レビューできればと思っております。