英検1級一次試験/2023年第2回の結果と感想

2年前とだいたい同じ点数だったが、上達は感じる事が出来た

まずは結果から

2年前の成績とほぼ同じ、というのが少し残念ですが、合格出来て良かったです。

リーディングに関して

2年前と比べて、長文を読むスピードはかなり上がっていたので、試験時間は20分ぐらい余す事ができました。それで、リスニング問題の先読みは十分できたのですが、語彙と長文は見直しをしても修正はあまり出来ませんでした。単純に実力不足です。語彙の勉強はいままで通り続けて行くとして、長文読解はもう少し時間をかけて勉強したいです。昔やった「英語リーディング教本」を改めてやる予定です。

この本はかなり難しくて、修行のような辛さがありますが、やる価値があります。私はこの本のおかげで、現在分詞と過去分詞の理解が進みました。この本の入門バージョンとも言える「基本文法から学ぶ英語リーディング教本」も出ています。

私は中学英語の文法が抜けている事に気付くこともあるので、こちらからやろうかと思います。何度やってもどんどん忘れて行くので、基礎からの勉強を繰り返してやるしかないです。

あと、「英文対照 天声人語」を最近読んでいます。英語と日本語を見比べて読み進める事が出来るので、かなり勉強なりますし、内容が面白いです。

かなり古い年代の物を中古で安く手に入れる事もできます。ちなみに私は今、1988年春版を読んでいるのですが「暖冬の影響で2月1日に梅が咲いた」みたいな記事があって、面白いです。異常気象は昔からあったんだよなー、とか思いながら楽しく勉強出来ます

英検1級の長文問題の、細部まで意味が取れるようになるまで、読解能力を高めたいです。

リスニングについて

こちらも前回とほとんど点数が同じですが、実力は強化出来ていると感じました。前回は推測で解いた部分が多かったですが、今回はだいたい細部まで聞き取れました。TOEICと比べると、英検1級の方がスピードがややゆっくりですし、ナレーターの訛りも少なめです(インタビュー問題除く)。内容や単語の難易度はやや高いですが、より学習者向けの英語だと感じました。

選択肢の解釈でミスをしたのですが、ここはまあ、仕方が無いかと思っています。英検の選択肢は紛らわしい表現が多くて、結構難しいです。

今後も、TOEICの音源で細部を聞き取る訓練は続けます。加えて、もう少しネイティブの音源に触れたいと感じています。ネイティブのニュースやドラマを細部まで聞き取るのは、相当難しいですが、やりがいはあります。

ということで「CNN ENGLISH EXPRESS」を少しづつ聞いて行こうと思っています。

かなりボリュームがあるので、1冊あれば数か月分のリスニング教材にもなりうると思います。これも中古が安く手に入るので、コスパ抜群です。ただし、ネイティブのリスニング音源はかなり難易度が高いです。英検1級レベル以上の単語が結構出てきますし、音の消失・連結も半端ないです。試験目的だけならば、学習効率があまり良くないかもしれません

英作文について

これはちょっと点数が落ちてしまったのですが、許容範囲内です。私の実力だと、お題によって点が取れる時と、取れない時の幅が出てしまいます。要点を掴めば、合格点を取るのは難しくないと思います。

ただし、2024年度以降、英検1級の英作文の内容が変わるようです。これまでの1題から2題に増えて、文章の要約問題が追加されます。ですので、英作文の勉強も少しづつ続けて行こうと思います。とりあえずは、お世話になりまくっている以下の本の、文章を書き写して部分的に暗記する、ぐらいをやる予定です。

2次試験は英会話アプリにお任せ

2次試験対策は、スマホアプリの「Elsa speak」だけで行こうと思っています。このアプリは発音学習用のアプリなのですが、「ELSA AI」というAIと英会話をする機能もついています。発音学習と英会話が出来て、月額1000円ぐらいですので、かなりコスパが良いです。英会話の機能もかなり優れています。

ちなみに最近、ChatGPT本体がアップデートして、かなり良い英会話機能を備えたようです。

このジャンルは進歩がかなり速いです。上記の「ChatGPT Plus」は月額料金が20ドル(3000円ぐらい)です。「ELSA AI」は恐らくですが、古いバージョンのChatGPTを使っていると思います。それでも、英検1級の2次試験対策としては十分な内容の会話練習が出来ていると感じています。今後、より画期的なアプリやサービスが現れるのではないかと期待しています。