見てもらった医者3人からは何のヒントももらえず
最初に結論を述べます。
私の場合、度の強い眼鏡を使っている事が眼精疲労の原因でした。そこで度数を落とした眼鏡を2種類購入して、それを場面に応じて使い分けてみたところ、最初の数日で大幅に眼精疲労が軽減されました(それまで約8年間、解決法が無かったのに)。その後、痛みが完全に無くなってはいないですが、小康状態を保つことが出来ています。
と言う感じです。
現在、眼精疲労を患っている方は、まずは医者に相談すべきです。良い医者に当たれば、そこで効果的な解決方法が見つかるでしょう。本来はそうあるべきです。ただ、私個人は、眼科医2人と、地域で有名な脳外科医1人に見てもらって(MRI検査もしたが)、何の解決法も得られませんでした。
ということで、自分で解決法を探るしかありませんでした。私は過去に、腰痛で似たような経験をしています。医者に「原因不明」と診断されたあと、自分で解決方法をさがし続けました。そして「寝具にハンモックを使う」という事に行きついて、腰痛を大幅に軽減する事が出来ています。詳細は以下に書いてあります。
私は医療の知識が全くないので、ここで述べている事は完全に素人の意見です。効果は全く保証できません。ただ、私と同様に、腰痛や眼精疲労で医者にかかっても「原因不明」と診断されて「いろいろ試すしかない」という状況に陥った方はかなりいるはずです。その場合の選択肢が増えることは良い事だと思っています。
ですので、これは決まり文句ですが、あくまでも自己責任で試していただければと思います。とはいえ「度数の違う眼鏡を買う」事に、あまりデメリットは無いはずです。結果的に効果が得られなくても、多少のお金を失うだけです。また、いろいろ試すことで経験と知識が増えて、間接的に解決法が見つかることもあります(腰痛のおかげで、私がスタンディングデスクを知ったように)。
具体的に何をしたのかを詳しく説明します
状況に応じて視力を切り替えて生活をしている
私の視力は裸眼で「0.1ぐらい」なので、これを眼鏡で矯正して「1.0の世界」を見ていました(過去約35年間)。ですが、日常生活を送るには「1.0も必要無い事」にいまさら気が付きました。今回私は「0.6」と「0.4」に度数を調整した眼鏡を買ったのですが、それぞれの眼鏡を使った場合の世界の見え方を簡単にご説明します(あくまでも個人の感想ですが)。
徒歩 | 自転車 | PC画面 | 紙の本 | |
裸眼0.1 | 外は危ない | 無理 | 文字が読めない | 読みにくい |
眼鏡0.4 | OK | ちょっと危ない | 文字がぼんやり | OK |
眼鏡0.6 | OK | OK | OK | OK |
眼鏡1.0 | 遠くもくっきり | 遠くもくっきり | OK | OK |
上記の感じなので、普段の生活のおいて私は「眼鏡0.6」で十分です。ただし「眼鏡0.6」でも、ずっとかけているとやや目が疲れてきます。ですので「眼鏡0.4」でも足りる状況ならば、そちらを使うようにしています。さらに、英語のハノンや単語学習の時は、細かい文字を読む必要があまり無いので「裸眼0.1」に切り替えています。
そのように「裸眼0.1」「眼鏡0.4」「眼鏡0.6」の三つのモードを切り替えつつ生活したところ、眼精疲労が著しく軽減されました。今でも長時間勉強をしたり、パソコンで動画を見続けると、だんだんと痛みの兆候が現れます。ただ、昔のような激痛はほぼ経験しなくなりました。
実際にjins(眼鏡チェーン店)で「度数を調整した眼鏡」を購入した流れ
眼鏡に関しては、安いチェーン店(jins)でセールを利用して買いました。ですので、2本で10000円ちょっとぐらいで済みました。特にネット経由だと、セールやアウトレット価格の物が見つけやすいようです(もちろん実店舗でも眼鏡の購入はできます)。
購入の流れとしては、
①上記のような楽天の店舗か、オンラインのオフィシャルストアで、眼鏡のフレームを選んで支払いを済ませる(眼鏡の度数は保留に出来る)。
②自宅近くの実店舗に、選んだ眼鏡が届けられる(届いたらメールで通知が来る)。
③その店舗に出向いて、度数や他の様々な調整をしてもらう。
④調整が終わったら、1時間後ぐらいに眼鏡が完成
という感じで、だいたい3~4日で眼鏡を手に入れる事が出来ました。
視力の情報が手元にあれば、①の段階でも度数の指定は出来ます。ただ今回は「度数を落とした眼鏡」を微調整しながら作る必要がありました。ですので③の時に店舗で視力検査をしつつ、店員さんと相談をしながら眼鏡を作りました。その時に、
PC作業用の、度数を下げた眼鏡を作りたい(眼精疲労があるので)
と言えば、恐らくスムーズに作業が進むはずです。私はまずは「0.6眼鏡」を作って感触が良かったので、その数日後に「0.4眼鏡」を作りました。店員さんはそれぞれ違う方でしたが「度数を下げた眼鏡」について、熟知されているようでした。
眼鏡を作ったことがある方ならばご存じだと思いますが、調整用の仮の眼鏡を使って、違う度数での見え方を試すことが出来ます(↓こういうやつ)。
これで「0.6眼鏡」や「0.4眼鏡」がどのような見え方なのか、最終判断を下す前に試すことが出来ました。少し歩いてみると景色の見え方が分かりますし、普段パソコンを見ている距離で、文字がどのぐらい読めるのかを確認しました。
人によっては「0.5眼鏡」とか「0.7眼鏡」がちょうど良いと感じる場合もあるはずです。jinsの店員さんは親切に相談に乗ってくれて、時間をかけて度数の微調整をしてくれました。視力や見え方は人によって異なるので、丁寧に調整をしてもらってください。
「度数を変える」という対処法に8年間気が付かなかった
約8年前に私は英語学習を始めて、毎日3時間の勉強を続けてきました。その最初の年のかなり早い段階で、目の奥が突然激しく痛み始めました。それ以前も、仕事でパソコンを長時間使っていましたし、自宅でネットや動画を見る時間も長かったです。ですが「目が痛い」状態にはなったことはありませんでした(目が疲れたと感じる事はよくありましたが)。
それがなぜか、英語学習の開始とともに、目が痛むようになりました。眼だけでは無くて、腰や喉にも不調が出たので、加齢による体の衰えとタイミングが重なったのかもしれません。突然毎日3時間も勉強をしだしたので、体と心から強烈な拒否反応が出ているような気もしました。
頻繁に訪れる「激しい目の痛み」には長年苦しめられました。目を休めながら細切れに勉強をしたり、なるべくパソコンの画面を見ない学習に切り替えたりと、色々と対処はしましたが、これといった解決策はなかなか見つかりませんでした。
今まで眼精疲労に対して具体的にやったこと(何らかの効果があったもの)を箇条書きにすると、
眼精疲労用の目薬(効果は一瞬だが、無いよりマシ)
痛み止め薬のロキソニン・イブプロフェン(効果はあるが、副作用があるので連用は出来ない)
ツボマッサージ(効果はややあるが面倒)
眉間や目の下に小さく切った湿布を貼る(苦肉の策だが割と効果あり)
8年間手を変え品を変え、いろいろ試していたのですが、決定打が見つかりませんでした。ただ今回、私が「度を落とした眼鏡」に出会うことが出来たのは、結局「いろいろ試し続けた」からだと思います(時間がかかり過ぎだが)。
もし現在、原因不明の眼精疲労で苦しんでいる方で、今回の方法が上手く行かなくても、どうかガッカリしないでください。「時間をかけて謎を解明する」ぐらいの気持ちでいろいろ試せば、いつかきっと良い方法が見つかるはずです(根拠は無いけど)。ちなみに私は、今回の方法が上手く行かなかった場合、次は痛みの軽減を専門に扱う「ペインクリニック」に行こうと思っていました。
それにしても、8年前に眼科に初めて行ったとき、眼科医が「度数を落とした眼鏡を作ってみたらどうか」と言ってくれれば、こんなにいろいろやらなくても良かったわけです。ただ、人の体は千差万別なので、そう簡単にピンポイントのアドバイスは得られないのかもしれません。
私は現在、英会話と発音学習のためにAIを利用したアプリを使っています。将来、医療の分野でもAIが力を発揮してくれる事を期待しています。
特に診断結果が原因不明と出たときなど、AIドクターが頼りになるはずです。あらゆるデータを利用して、体質が似ている方の症状を参照したり、対処法に関して、たくさんの選択肢を示してくれるはずです。