「英語のハノン中級」の一周目が終わったのでレビューをします

時間がかかるとは思っていたが、終わるまで結構長かった

「英語のハノン初級」を3周したのち、この中級を始めたのが昨年の12月上旬でした。それから約5か月が経過して、ようやく「英語のハノン中級」の一周目が終わりました。今までの学習の経過については、以下にまとめています。

「英語のハノン」についての具体的な説明は、以下の記事に細かく書いてあります。内容についてご存じない方は、よろしければご覧ください。

当たり前だが、初級よりもだいぶ難しかった

初級と比べると、かなり難易度が上がっていました。扱っている文法が難しくなっていて、さらに文章も長くなっています。ですので、1~2日でクリアできた項目は一つもありませんでした。「英語のハノン初級」の場合は、苦手な部分をたっぷり練習すれば、次の日にはクリアできるケースが結構ありましたが、中級ではそうは行きません。

初級の周回にかかった時間と、比較をしてみます。

「英語のハノン初級」各周回の所要時間

1周目 3か月

2周目 2か月弱

3周目 1か月半

「英語のハノン中級」各周回の所要時間

1周目 5か月 

2周目開始 ←いまココ

延々と、毎日同じところで間違える、みたいなことが多かったです。ですので、初めの内は「うわぁ、キツい!」と思いつつやっていました。そして、本の最後の方になっても「うわぁ、キツい」という感覚は変わりませんでした。ですが、やっているうちに、そのキツさに徐々に慣れる事はできました。

おかげで心理的な負担は減っていきました。ただ、内容が難しい事には変わりはないので、学習のペースは最後までスローでした。一つのお題を終わらせるのに、数日を要する事が多かったです(学習時間は毎日20分くらい)。結果として、すべて終えるのに5か月もかかりました。

英語のハノン中級は、初級の正統進化版(難易度強化版)

初回では文章を上手くリピート出来ないので、とにかく焦らずに、じっくりとやるようになりました。この中級で扱っている文法事項は、接続詞・疑問詞・過去&未来完了・比較・倒置などです。これまでさんざん問題集などで理解を深めてきたつもりですが、ハノンで改めて扱うと、頭の回転が追い付かなくなります。

ただ、この追い付けない感覚は、ハノンの「初級」で何度も経験をしています。難しさに対して、それが嫌なストレスにはなりません。自分の脳に、英文法をじわじわとしみ込ませている感じがして、やりがいがあります。

この、まるでやり込みゲームのようなスタイルが、英語のハノンの素晴らしいところです。慣れと相性は必要だと思いますが、難易度が高いのにモチベーションが維持しやすいです。

英語のハノンの良い点について、今まで何度も書いていますが、改めて箇条書きにしてみます。同時に、中級で感じたことも併記します。

①文章が無意識に口から出るようになる

文法を特別に意識しなくても、文章を組み立てる事が出来るようになります。中級では文法の難易度が上がって、文章も長いです。それでもやり込めば、結構スラスラと口から文章が出てきます。これはかなり快感ですし、スピーキング力に直結する感じがします。

②発音学習との相乗効果がある

私は発音学習アプリの「elsa speak」を約11か月やっていますが、ハノンとの相性がとても良いです。中級のお題は難易度が高いので、発音に気を配るのが難しいです。ただハノンでは、お題の音声を繰り返し聞くことになるので、自分の発音との差も確認しやすいです。

③リスニングの細部を聞き取る訓練になる

ハノンでは、お題の音声を聞いた後、自分の口でほぼ完全に再現する必要があります。ですので、圧縮されたり消失している音も、しっかりと認識する必要があります。この作業が、リスニングの精度を上げてくれます。例えばTOEICのpart2では、細部を聞き漏らさない事が重要ですが、その訓練にもなります。

④学習がゲームのようになり、モチベーションが維持しやすい

これは初級を始めた頃から私がずっと言っている、ハノンの良い点です。英語学習のモチベーションが低めの時でも、ハノンを始めると「学習モード」に頭を切り替えやすいです。ゲームに没頭してしまえば、学習を負担に感じなくなります。中級では難易度が上がっているのですが、それこそゲームの難易度が上がった感じで「やりこみがい」がありました。

スピーキングに具体的な成果を出せるように、続けて行きます

中級を初級と比べてみると、もちろん扱っている内容(文法事項)は違います。ただ、取り組み方や、取り組んでいるときの感覚に、大きな違いは感じませんでした。難易度が適度に上がっていて、期待通りの続編という感じです(正統進化のゲームの続編)。

ただ正直、現在の私のスピーキングのレベルはかなり低いです。ですので、ハノンの中級よりも、初級の内容の方が、レベルとしては適正だと思います。中級の内容を実際のスピーキングに生かせる日は、まだまだ遠い先だと感じます。

最近、AI英会話のアプリを開始したので、その中で、ハノンで学んだことを生かせればと思っています。例えばAIとのやりとりで、接続詞を使った長めの文章も使って行きたいです(完了形や比較を使いこなすのはキツイ)。

現在中級の2周目に入っているのですが、繰り返し練習をして、文法事項を脳にしみ込ませていきたいと思います。英語のハノンは、私の学習ルーティンにバッチリはまっていますので、恐らく今後もずっと続けると思います。

中級の2周目が終わったら、またレビューをする予定です。