英語学習の記録 2年目
学習2年目は瞬間英作文のまとめに入っています。英文法は理解がなかなか進まずに、非常に苦労しながら問題集や参考書を片っ端からやっています。結局、英文法は本当にじわじわと、長い時間をかけて身につくので、どうか焦らないで下さい。頑張りすぎると、挫折の原因になりうると思います。
カテゴリー 英文法
大学受験向けの文法の問題集です。基礎レベルを丁寧に網羅している感じで、レイアウトも良くて安心してやれました。文法書に準拠しているので、わからない部分があったら、すぐに対応の箇所を調べることが出来ます。
独学の初心者にとって、文法は非常に高い壁だと思います。練習問題に取り掛かる前に、文法書に目を通すことも推奨されていますが、読み進めるのがかなりしんどいです。本を繰り返し読んでも、なかなか記憶には結びつきません。この本は挿絵も多くて親切ですが、初心者はいくら読んでもわからない、みたいな部分は出てくるはずです。例えば、完了形とか時制の理解はすぐにできると思わないでください。じわじわと時間をかけて身についてきますので、今できなくても大丈夫です。
結局、文法を理解するためには、大量の練習問題を繰り返して解くしかありません。私の場合、死ぬほど間違えて、そのくやしさによって脳みそに植え付けるみたいな感じで学習が進みました。
あまりに覚えが悪いので、本書の重要な定型文を瞬間英作文にして、暗記しながら進めました。暗記もまたかなり苦痛な作業ですが、文法を脳に叩き込むには良い方法だったと思います。
マップによれば、文法の問題集は2、3冊で結構、みたいにありますが、自信がない方は、この数をいくら増やしてもよいと私は思います。時間はかかるとは思いますが、挫折しないためには、効率よりもストレスがない方法を選んだほうが良いと思います。
カテゴリー 瞬間英作文
とても評判が良い、超分厚い英文法の辞書みたいな本。間違って買った、わけではなく、この本に付属している小冊子が瞬間英作文に適しているという話を聞いて、買ってみました。その冊子はフォレスト(エバーグリーン)よりもちょっと難しいけれど、必須であろう英文がきれいにまとまっています。とはいえ、スラスラと英作文できることはあまりなく、苦労しながら続けました。脳がなかなか覚えてくれなくて、もうちょっと若いときにやっておけば楽だったのかな、とか思いながら、ストレスをためつつやりました。
本書は英文法の本として名著らしく、各所で絶賛されています。私は今は使えなくとも、机においておけばいつか使う日が来るだろうと思っていました。ただし、勉強が8年目に入った現在でも、この本で文法の調べものをするのは稀です。ネットで調べるほうが圧倒的に早いです。
ネットには間違った解説もあるのですが、常時複数の解説を比較して見るようにしておけば、それが正しいのか、怪しい情報なのかはわかってきます。特に知恵袋の英語カテゴリーは、一見信頼性がなさそうですが、間違った回答にはシビアに上級者からのつっこみがはいっていたりしますので、間違いの心配はあまりしなくても良いと思います。文法の調べ物はネットがおすすめです。
カテゴリー 音読&リスニング
音読パッケージの3冊目として選びました。基礎編よりもレベルはあがるものの、まだ中学生レベルという感じです。難易度を下げてやっているつもりなのですが、リピーティングは初見ではほとんどできません。
今思えば、この時点だと聞いた量が全く足りていないので、簡単な文でも聞けなくて当然です。 量を聴くと言っても、ただの聞き流しではリスニングできるようにならない、と思います。おすすめなのは、英文と日本語の意味を知った上で、リスニングを繰り返しやる、という形です。すると、脳と耳が本当に少しづつ近づいていきます。ただ、その繰り返しの作業は非常に苦痛です。
基本的に脳は、いらない情報を捨てたがっている感じがします。特に私の脳はそうでした。なので音読パッケージなどでバリエーションを付けて、なんとか脳に慣れてもらうしかありません。私のように、難易度を下げるというのも、頑固な脳を懐柔するひとつの方法だと思います。
ちなみに、初級編と同じく、音読パッケージの音源は自作する必要があります。
カテゴリー 音読&リスニング
絶対音読の3冊目。音読パッケージとしては4冊目です。シリーズでは一番難しいとされていて、高校の教科書の内容です。ここまでやって、音読パッケージにはだいぶ慣れました。しかし、リピーティングはほとんど出来ません。上達の実感があまりなかったです。いつか出来るようになると信じて、通勤中にもリスニングを続けていました。
上達しているかわからないけれど続けるという事は、独学の人には辛いところだと思います。自分だけ間違った方法で勉強しているのでは? と思って、他人のブログを見に行って時間を費やしてしまったりします。でも実は、心配する必要は全くないです。特別な上達の方法はなくて、ただただ続けるしかないのだと私は思います。そうすれば、ミリ単位で前に進みます。
繰り返しますが、ストレスのなるたけ少ない方法で、毎日続けられる学習方法を自分で確立することが大切です。
こちらの本も音読パッケージに使うなら、音源の自作が必要です。
カテゴリー 瞬間英作文
ここまで瞬間英作文の本を第1ステージ(項目別)で2冊。文法項目をシャッフルした第2ステージを2冊。そのあとに、文法書に即した小冊子から書き起こして2冊。合計6冊を終えて、ついに第3ステージに入ることにしました。第3ステージというのはつまり、「自由にやってみよう」という感じです。難しい構文をやるのもよし、より複雑なコンビネーションをやるのもよし。 この本を第3ステージにおすすめしている方が多かったのでやってみました。
結構な地獄でした。むちゃんこ難しい。大学受験でも、かなり難しい部類で出てくる、いわゆる固くて古い構文がわんさか出てきます。これを学生時代に頭にいれちゃう人って、東大か京大目指してるの? みたいな感じです。 それで私の場合、なぜかモチベーションが上がってかなりの回数をこなしました。笑っちゃうほど難しいので、逆にやりがいが生まれました。なんど覚えても忘れます。この本を回している時、いったい自分は何をしているんだろう、と呆然とする時がありました。
文法の理解が進んでいないのに、先に暗記みたいな事をやっていたから、変な感じになっていたのだと思います。ただ、分からない文法の部分を先に暗記で頭に入れておくというのは、そんなに悪くない方法でした。「意味不明で不思議。でもとりあえず暗記しました」という文法事項が、少しずつ、後々解凍されていきました。
私は瞬間英作文がかなり好きになれたので、脳がゲームだと思ってくれたような気がします。なので、この本は無理ゲーか、クソゲー(褒め言葉)を楽しむ感じでやれたような感じです。ゲームをやる方はわかると思いますが、「やりこみ」という楽しみ方があります。必要性はないのにレベルを最大値にまであげたり、時短を目指したり、個人が勝手に目標を設定して楽しみます。この姿勢は、勉強にあてはめることができるならば、かなり理想的です。少しマニアックな感じになってしまいますが、この本をこなすためには、それくらい必要かもしれません。「やりこみ」をしたい方におすすめします。
カテゴリー 英文法
各所で絶賛されている、文法解説のベストセラーです。装丁が新しくなって改訂もされているのですが、初出は相当古いです。何が古いかというと、著者の先生の語り口調が古い。予備校の授業を書き起こした内容がこの本なのですが、30年以上前の予備校の授業はこんな内容だったのか、という歴史的資料になりそうな感じです。
当時はみんなそうだったのであろうか、先生がものすごく上から目線です。じっさいとても偉い先生なのですが、その偉さを隠さずに振りまいている感じが凄い。たぶん今の学生が聞いたら、冷や汗が出るようなジョークがふんだんに散りばめられています。そういうわけで、この本はかなり癖があると言えます。
内容は素晴らしいので、相性が良ければ繰り返し読んだほうがいいと思います。私は相当イライラしながら、でも繰り返し読んだので、ストレスがたまりました。例によって解説を読んだだけで身につくはずもなく、問題を他でこなす必要があります。
カテゴリー 英文法
残念ながらすでに絶版になってしまっているようです。ですが、あえてご紹介いたします。というのも、ベストセラーの参考書以外にも良い本はある、ということをお伝えしたかったからです。あと、自分の好みに合う本を選ぶとモチベが上がる、ということが結構あります。
これは大学受験用の英文法の問題集です。見開きになっていて、左のページが問題、右が答えになっています。それが非常にやりやすかったです。繰り返してやることが重要なので、レイアウトは結構大切な要素です。他の本はたいてい回答が別冊になっているので、勉強をするときに2冊机の上に広げることになります。別冊になっている方が、解説のボリュームがあるかもしれないですが、本当にわからない問題に出会ったら、どうせ他の本やウェブでも調べることになるので、解説のボリュームはそこまで必要ないのでは、と私は思っています。
ここらへんは個人のニーズによると思うので、本屋さんに行って、中身を見てから買うといいと思います。この本はあまり売れなかったようで、当時、本屋さんでも目立った感じではおいてありませんでした。でも、私はこの本が非常にやりやすかったです。言い換えれば、ベストセラーが必ずしも自分に適しているとは限らないです。アマゾンのレビューや評価も、鵜呑みにすると危険です。
カテゴリー 音読&リスニング
森沢さんの音読パッケージの続編です。中級レベルと書かれているのですが、最初の本とそんなにレベルが変わらないと思います。短い文章が90個入っていて、繰り返しやるのに適しており、飽きにくいと思います。とはいえ結局、飽きるほど聴き込みまくる必要があるのですが。
私はこの本で音読パッケージが5冊目でしたが、相変わらずリスニングの上達をあまり感じられませんでした。暗記するくらい音読を繰り返すことによって、ようやくリピーティングが出来る、みたいな感じです。なのでストレスも溜まるし、本当に正しい方法でやっているのか不安になりました。今思うと、この時点でも、まだまだ聞いた量が足りていなかったのだと思います。
恐らくリスニングの勉強は、このような状態が長く続くと思います。でも今は忍耐の時です。どうか諦めないで粘ってください!
カテゴリー 英文法
大学受験用の問題集、3冊目です。こんなにやる必要があったのか疑問ですが、何度やっても文法が頭に入らないので、割とヤケになってやっていた感じがあります。それぞれの問題集を7、8週ずつぐらい回していたのですが、文法に関して全く安心感は生まれませんでした。大学受験の問題は、ひっかけ問題みたいなものもあるので、精神衛生上も良くなかったです。
ただこれも瞬間英作文と同じで、だんだん「やりこみ」のゲームみたいになっていたと思います。ちなみに、私はゲームは好きですが、「やりこみ」でゲームをしたことはありません。そんな面倒くさいこと、遊びでやれるような辛抱強さがありません。 英語の勉強も楽しさを感じることは稀でした。
学習2年目を終える頃には、英語はほとんど仕事みたいな感じでやっていました。ただ、そういう感覚になってしまえば、学習初期に感じるような「超やりたくない気持ち」は感じなくなってきます。仕事なので、やるしかないのです。それで、やらないと無断欠勤したみたいで後ろめたさを感じるようになります。少し異常だとは思いますが、習慣化するというのはそういう要素があると思います。
カテゴリー 音読&リスニング
英単語と銘打っているものの、これはリスニングの教材で、そこに使われている単語がTOEIC向けにコントロールされている感じです。音読パッケージの次の本として、少しTOEIC向けのものをやってみようと思って手に取りました。例によって音源を、リピーティング向けに加工するのが大変でした。
初めてTOEIC的な教材の音読をやってみたのですが、2年目終盤のこの段階ではかなり難しかったです。まあスピードは早いし、訛りもすごいし、ところどころ単語の発音が省略されてもいる。しんどいです。これがTOEICのレベルなら、今はまったく点数がとれないな、と思いました。でもこれを、ずーっと聴き続けたらどうなるだろうと思って、相当聴き込んでみました。通勤のBGMにしていました。暗記とまではいかないけれど、意味と単語は全部掴んでリスニングしている感じです。
これは3ヶ月ぐらいやっていましたが、上達の実感はそれほどなかったです。でも今思えば、脳みそを訓練する意味では、なかなか良い選択だったと思います。私もうんざりして、脳も相当うんざりしていたと思います。
ちなみにこの本のリスニングは、訛りが強い分、TOEIC本番より少し難しいかもしれません。点数のターゲットが600点と書いてあるのですが、この本のリスニングが初回で8割方聞き取れれば、800点以上とか取れると思います。私はこの時点では、初回で3割も聞き取れていなかったです。
英語学習2年目 ここまで
2年目が終わって、相変わらず成長の実感がほとんど無かったです。ただ、1年目以上に、後には引けない感じが生まれました。このまま解らない状態では辞められない、という割と負のモチベーションで勉強を続けていました。
いつか解る瞬間が来ると信じて……。(解る瞬間は必ず来ます)