第329回TOEIC(2023年7月23日)の結果と感想、そして今後の学習方針

古い校舎は良い雰囲気だったが、リスニング環境としては残念だった

まずは結果から。

最近、TOEICのアビメがネットで参照できるようになりました。点数だけならば、元から試験の17日後に知ることが出来ましたが、アビメも19日後にTOEICのサイトで見ることが出来ます。紙の郵送は今年の11月から廃止になるようです。

今までの点数の推移

リスニング リーディング 合計 備考
2019/3/30(第238回)495450945初めての受験
2019/5/26(第240回)495485980
2022/6/26(第297回)495470965前回から3年ぶり
2022/8/21(第301回)470495970音の反響が酷かった
2022/9/11(第303回)495495990初オムツ&満点
2022/10/02(第305回)480490975リスニング不安
2022/11/20(第309回)495480975オムツ3回目
2023/1/29(第313回)495490985オムツ4回目
2023/2/26(第315回)495480975オムツ5回目
2023/3/19(第319回)490485975オムツ6回目
2023/4/23(第321回)495490985音の反響が酷かった
2023/5/21(第323回)495460955リーディング残念
2023/7/23(第329回)495485980今回

リスニングについて

アビメから考えると、恐らくpart2で1ミスという結果になりました。難易度は標準的だったと思うのですが、リスニングの環境が良くなかったので、推測や消去法を駆使する解き方がメインになってしまいました。

私は最近、リスニングの細部まで聞き取れるように訓練をしているのですが、その成果を試すことが出来なかったので残念でした。ただ、推測が上手く行っているか心配だったのですが、1ミスで済んだのは良かったです。

試験会場は私立高校の古い教室で、レトロで落ち着いた雰囲気がとても良かったです。ただ、建物が古いせいか、リスニングの音がだいぶこもって聞こえました。あと、こちらも古めかしい大きなクーラーが、頭上でずっと「ブーン」という音を立てていました。

今回の会場はだいぶハズレです。私は趣味でTOEICを受験しているのでまあ良いのですが、就職や進学に関わる理由でTOEICを受験していた場合、この会場を割り当てられた方は、かなり損をすることになります。しかも、多くの方は会場を比較する機会もほとんど無いでしょうから、自分が「損」をしている事に気付くことも無いはずです。

リスニングの環境に関する文句は、以前たっぷりと書きました。当分、改善されることは無いと思うので、本当にTOEICの点数が必要な方は、複数回TOEICを受けてみるのも一つの手です(良い会場に当たる可能性が上がるはずなので)。

TOEICの模試をたくさん解いていると、リスニング問題を「推測や消去法で解く能力」が確実に上がっていきます。英語力よりもテクニックの話になってしまいますが、点数を取るという意味では必要な練習・能力です。特にpart1とpart2は、消去法に慣れていると正解が絞りやすくなって、リスニング環境が悪い状況でも答えを選びやすくなるはずです。

リーディングについて

アビメから考えると、恐らくpart6とpart7で合計3ミスです。時間配分が上手く行って10分弱時間が余りました。試験終了直後にpart7で1問ミスした事に気が付いたので、今回も満点は厳しいだろうな、と思っていました。ただ、前回かなり点数が悪かったので、少し持ち直して良かったです。

時間配分が上手く行くと心に余裕を持てるので、今後もスピードには気を配って行きたいと思います。スピード優先でTOEICを解く場合のポイントとして、ちょっと自信が無かったり、時間をかけて検討したい問題をいったん保留にすることが重要です。最後に残った時間を使って、それらの問題にあたると正答率を上げる事ができます。

と言っても、時間配分はなかなか大変です。私も結構苦労をしているのですが、以下の教材が効率よく問題を解くためにかなり役立ちました(ただし上級者向け)。

満点を連続で取るような講師の方だと、15分以上時間が余るという話を読んだり聞いたりしました。やはり見返す時間を増やすことが、ミスを減らすことにつながるのだと思います。

TOEICの受験頻度を下げる事を検討しています

最近、TOEIC満点を目指す為の以下の問題集をやってレビューもしました。とても良い本です。

その中で著者の方が、満点を何度も取る人は「実力は1200点レベル」という話を書いていました。だからこそ、余裕で990点が取れるというわけです。この観点から言うと、例えば現在の私の実力が「980点レベル」なので、運が良くないと990点は取れない、という事にもなりそうです。

ということで、現在の実力でTOEICを毎回受けるのは、満点を取る目的に置いてはコスパが悪いかもしれません(確率は上がるけれども)。例えば「1100点レベル」に実力を上げるまでは、TOEICを受ける頻度を下げようかと思っています。当面は2~3か月に一回の受験でも良いかもしれません。

満点にそこまでこだわる必要も無いのですが、英語力を上げるための目標としては便利ですので、今後も意識して行こうと思います。

今後のTOEICに対する勉強方法について

リスニング対策

細部の聞き漏らし対策を、引き続きやっています

私はここのところ、音の細部を聞き取る事をテーマにリスニングの勉強をしています。音が圧縮・短縮されている部分もしっかり聞き取ることが目標です。最近、徐々にその成果が出ている気がします。自宅のスピーカーで聞く環境ならば、公式問題集レベルのリスニングならば、ほぼ細部まで聞き取れるようになっています。

ただ、試験会場によってはリスニングの音質がかなり下がるので、まだまだ修行の余地があります。ですので、音源を徹底的に聞きこむ訓練は引き続きやって行く予定です。

最近は、「特急シリーズ」で知った大里秀介先生の模試をやってみました。

本の装丁がポップなので見た目からは想像が出来ませんが、かなり難易度が高くて「高地トレーニング向け」です。音の消失・変化が多くて結構やりがいがありました。

リーディング対策

part5の難問問題集でミスした問題を、収集・復習しています

私はpart5でミスをしたり、気になった問題をリスト化して、ankiというアプリで復習をしています。

かなり手間はかかりますが、自分の苦手分野をしっかり復習して、穴を埋める事が出来ます。結果として、同じミスを繰り返しにくくなります。

part6と7に関しては当面、模試・問題集をたくさんこなす事で対策したいと思います。というわけで、リーディングに関しても「特急シリーズ」をやっています。中でも「読解特急」は問題の質が高いのでおすすめです。

アマゾンやフリマアプリで、中古で安く手に入れる事も出来ます。また、発行年が古い本でも(もしくは旧形式の改訂版でも)、現在のTOEIC対策として十分使えるので、その点の心配もいりません。

万全を期して試験を受けるためのアイテム(毎回ご紹介)

今回の試験でも、私はオムツをして試験を受けました。40代にもなると、2時間のテストを乗り切るための対策を、いろいろと練る必要があります(主に肉体的に)。そのためのアイテムを揃えるのも、少しだけ楽しくなってきました。現在、TOEIC対策として使っている物をご紹介します。

オムツ尿意対策) おススメ!

試験前の水分制限(尿意対策

湿布(腰痛対策

花粉症の薬・目薬

勉強・試験用に度を落としたメガネ(眼精疲労対策

夏場のエアコン対策で、長袖の服・ひざ掛け・腹巻など(冷えに弱い方には割と重要)

会場によって、空調の効き具合が違います。夏場、暑すぎる会場には当たった事は無いですが、エアコンが効き過ぎて寒い事は時々あります。そのために、上着などを持って行くと安心です。

度数の低い眼鏡を買ったら、眼精疲労が軽減された

私は長年酷い眼精疲労に苦しんでいたのですが(眼科・脳外科でも原因不明)、度を落とした眼鏡を使ってみたところ、かなり改善されました。眼精疲労の原因は人それぞれだと思いますが、誰かの役に立つかもしれないので、記事にしました。

試験中に緊張してしまう方に、オムツは特におススメです。

実際に使わないにしても、尿意に対して抑止力になります。

試験用のグッズとしては、マークシート用のシャーペンがおススメです。