一日3時間・やり直し英語学習の記録 4年目

英語学習の記録 4年目

学習4年目はTOEIC対策に力を入れています。売れている参考書と模試を徹底的にやりました。

カテゴリー ボキャビル

値段が安い上に中身もとても良くできた本です(さすがベストセラー)。

おそらくTOEIC関連で一番売れている英単語集。私は3年目に究極の英単語SVL2・3をやったあとに、単語学習の復習も兼ねてやりました。効率を考えるならばSVLはスキップして、DUOの次にこれをやるのも良いと思います。本が小さいので、持ち運びに適しています。一方、机の上でいろいろと書き込みながらやるのには、小さすぎる感じもします。ただし、小さいおかげで値段も抑えられているのだと思います。

点数別のレベル分けがしっかりされていて、レイアウトも良いです。著者がTOEICの研究家のような方なので、単語のチョイスの信頼度が高いです。売れるはずだな、と思います。ただ、この本をやり終えても、本番で解らない単語は結構出てきます。900点を目指す場合、リーディング対策としてはぎりぎりの語彙数な感じがします。

カテゴリー 英文法

この本をやり込むと点数に直結しそうです。

TOEICに特化した文法の問題集。かなり分厚いですが、レイアウトが良いので非常にやりやすいです。ただ、この分厚さを何周もやるのは、相当覚悟が必要とは思います。それと、問題のレベルはけっこう高いので、文法学習の進み具合と相談してやり始めると良いと思います。というのも、問題の正答率が低すぎると、けっこうモチベーションが下がります。問題の解説を読んでみて「何を言っているかわからない」と思ったら、より簡単な本をやったほうがいいと思います。

この本は文法の問題集ですが、語彙があれば推測で解ける問題も多いです。というわけで、ある程度ボキャビルをやってからのほうが、この本はやりやすくなるはずです。それはつまり、TOEICの文法問題は語彙の問題でもある、ということだと思います。 文法と語彙と、私は相当回り道していたおかげで、この本はあまりストレス無く解ける感じでした。モチベーションが維持しやすかったです。最初の正答率は7割くらいでした。最終的に9割5分解けるようになって、TOEIC模試のパート5も9割くらいは安定して取れるようになりました。

カテゴリー TOEIC模試

質は良いですが、高すぎると思います。

学習4年目にして、ついに模試をやり始めることにしました。暗唱の素材として、公式問題集2のpart3と4は経験していたのですが、実際に解いてみるのは初めてです。一気にやるのはしんどそうなので、パートごとに分けてやりました。

模試2のリスニングは除いてやって(暗唱でやったため)、リスニングは初回で8割5分。リーディングは8割ぐらいの点数でした。 リスニングの点数はそこそこ取れているものの、相変わらず聴けている感覚がいまいち無くて、がっかりしました。

というのも、自分のリスニングはかなり推測に頼っている感じがして、この時は不安に思っていました。ただ、推測出来るということが、聴けているということの入り口だと今では思います。勉強を続けていけばその推測の部分も減って、確信を持って聞き取れる部分が増えていくはずです。

リーディングは時間が全く足りませんでした。時間内でリーディングを終わらせるために、TOEICの参考書などで目標タイムが紹介されています。パート5が10分で、パート6が8分。パート7が54分の計72分。試験時間は75分なので3分余る計算です。この目標タイムを達成するには、相当急がなくてはなりません。ちょっと途方にくれましたが、慣れれば早くなるかな、と思って、模試の訓練を続けました。

実際、最終的には試験に慣れて、10分ぐらい余して解けるようになりました。ただし、初回の試験ではめちゃくちゃ緊張して、時間ギリギリになりましたが。 ちなみに私は、それぞれの模試を6~8回ぐらい繰り返してやっています。3つぐらいの模試を並行させて、時間を置いてやり直す、という事を延々とやっていました。それまでの勉強が地味だったせいか、この勉強は結構楽しんでやれました。点数が出るので、特に初見の模試をやる時は、かなり緊張しつつも楽しんでやれました。

カテゴリー TOEIC模試

アドバイスたっぷりでお得感があります。

公式問題集は恐らく、市販されている他の模試と比較すると簡単な部類に入ると思います。多くの模試は公式より難しく作ってあります。たぶん、その方が勉強になるということなのでしょう。ただし、あまりに難易度が本家からかけ離れると、実用性がなくなってしまいそうです。 その点、この至高の模試600は非常に良く出来ています。公式よりほんの少し難しい感じで、本物に忠実な感じがしました。解説も丁寧です。ちょっとしたコラムも入っていて、お得な感じがしました。

TOEICの模試もまた、文法の問題集と同じで繰り返し解くことになるので、レイアウトや本の作りでやる気がけっこう左右されることがあります。ご自分との相性で選ぶと良いと思います。

本書のリスニングは、相当推測を駆使して答えを出して、それで8割の正当率でした。リーディングに関しては、最初はやはり時間が全然足らなかったです。これは問題をこなして慣れるしか無いと思います。こなせばこなすほど早くなり、スピード優先で適当に解く覚悟というか、諦めのようなやり方が身に付きました。そうしないと私の場合、時間内に終わりません。話の内容があまりつかめないけれど、消去法で行こう、みたいな解き方になる時もあります。その方法で点数は上がっていったので、この部分は英語の勉強ではなくて、ただのTOEIC対策になってしまっているかもしれません。

それとパート7で帰り読みをすると、時間が足りなくなります。ただし、帰り読みをしないと意味が取れない、という人も多いと思います。帰り読みをしないためには、頭の中に英文を少し保持しつつ読むような練習が必要というか、これも慣れです。が、そこに至るまでは茨の道だと思います。私の場合、多読で飛ばし読みをやっていたのが、多少効果があったような気がします。リーディングも結局地道に経験値を貯めるしか無いので、点数が伸びないとストレスが溜まりがちです。焦らずに、気長に行きましょう。

カテゴリー TOEIC模試

難易度は高いですが解説が非常に丁寧です。全体的にクオリティが高い。

それぞれ100問掛ける5の少しオトクな模試です。公式の模試の値段がかなり高いので、この2000円の模試が安く感じます。 この模試はかなり作り込まれている感じがします。レイアウトや解説も丁寧に作られています。加えて、問題のひとつひとつに受験生の正答率が出ていて、なにげにこれがやっていて面白いです。正答率が低い問題なら、間違えてもしょうがなかったな、と思えるし、簡単な問題を間違えたなら、ケアレスミスと思うこともできる。モチベーションが維持しやすいです。

難易度は「至高の模試600問」より少し高いと思います。ただ、模試の難易度は買うときに、そんなに気にしなくてもいいと私は思います。難易度が高めの模試をじっくり、繰り返しやることは良い試験対策になると思いますので。

ちなみに、リスニングの音質は公式が抜群に良くて、それ以外はいまいちなことが割と多かったです。この本はcd付きなのですが、不必要なリップノイズが入っているのが気になりました。まあ多少聞きにくいほうが、練習にはなるかもですが。

カテゴリー TOEIC模試

コスパ系の模試の中でも特におすすめです。

韓国産の模試です。日本語に翻訳されています。非常にコスパがよく、3800円で1000問も入っています。単語や熟語もピックアップしてくれていますが、コスパ系の模試は解説が簡単な事が多いです。特にパート5で解説が無いと、なんで間違えたのか分からない時があるので非常に困ります。単語も自分で調べなければならないので、けっこう時間がかかってしまいます。リスニングはまあいいとして、リーディングの模試には詳しい解説が欲しいな、というのが私の印象です。でも、安さも確かな魅力です。

この本の難易度はだいぶ高くて、部分的には精選模試よりも上かもしれません。特にリーディングのパート7は問題文が長いので、割り切って、時間は考えずに解くのでも良いと思います。

カテゴリー TOEIC模試

コスパは良いけど、解説が無いとストレスが溜まるときがあります。

これもまた、韓国産の模試で非常にコスパが良いです。回答の解説がなくて、回答の根拠になる部分は、アンダーラインで示されているだけです。単語と熟語のピックアップはほんのすこしだけあります。解説がないと出題者に説明責任がないということになり、問題の質が良いのか悪いのかの判断がつきにくいです。不正解の原因が私の実力不足にあるのか、問題の質が単に低いからなのか、判断できなくてイライラすることがありました。

一方で、コスパ系の模試でリーディングを大量にこなしたのは良かったと思います。多読の勉強法に似ているところがあって、読むスピードは上がっていくと思います。小説とは違って、TOEICに出てくる単語には傾向があるので、模試を大量にこなすことで、頻出の単語を覚えることもできます。つまり、数をこなすほどにTOEICの世界に慣れていきます。

模試の勉強は集中を要するので、負荷が高いです。時間制限をしていたらなおさらです。ストレスを貯めすぎないように気をつけてください。本当は通しでやったほうが本番の練習になるのですが、2時間通しで集中するのは相当キツイです。リスニングとリーディングに分けたとして、一時間続けてやるのもキツイ。私は試験日が迫るまで、通しの練習はしませんでした。体力が持たないので、細かく分割してパートごとにやっていました。それはあまり問題にならなかったと思います。

カテゴリー TOEIC模試

TOEIC模試の領域をはみ出している気もしますが、勉強になります。

本番前に買った最後の模試でした。ダメ押しでやる気持ちで、やはりコスパの良いものを、と思ってこちらを買いました。 この本は評判が良いみたいですが、私の中では賛否両論ある模試です。難易度は公式よりはだいぶ高いと思います。その難易度の上げ方が、ちょっと自由過ぎる感じがします。公式では出そうもない表現が多めのような気がしました。

素人が言うのもなんですが、なんだか作りが粗い気がします。ここまでさんざん模試をやってきたために、この本のトンガリっぷりが気になりました。とはいえ、非常に安いので、本当は文句など言えません。このはみ出した感じの模試も、好みに合う人はいると思いますし、その分、英語の勉強には確実になると思います。

カテゴリー TOEIC模試

本番よりやや易しいと思います

この本は試験直前に解こうと思って、ずっと前に買って、手を付けずに取っておきました。これを試験の一週間前にやったところ、リスニングとリーディングともに9割5分以上取れました。それまでやってきた公式以外の模試に比べると、難易度が少し落ちる感じで解きやすかったです。それと、作りが本当に丁寧で安心してやれます。コスパ系模試の後では特にそう感じました。でも公式の模試はだいぶ高いので、よく出来ていてあたりまえ、という気もします。

この模試を終えてちょうど学習4年間が終了し、試験本番に望みました。

TOEIC本番

2ヶ月前に申し込んで試験日が決まると、それに向けて結構モチベーションが上がってきました。試験日が決まっているというのは、結構勉強の動機づけになるということにいまさら気が付きました。目標点が取れないかも、という不安を持ちながら勉強するのが嫌だったので、今まで試験は受けなかったのですが、それにはデメリットもあったかもしれません。お金はかかりますが、定期的に試験を受けることでモチベーションを維持するというのも方法だと思いました。というか、それが一番オーソドックスな方法で、みなさんやってますね。

TOEICの会場は近所にある大学に決まって、自転車で向かうことができました。合否を決める試験ではないのですが、会場につくとだんだん緊張してきました。試験会場の教室は、結構ぎっちり人が詰められていて、リスニング用のスピーカーが一番前の教壇にちょこんとおいてあり、私の席は一番うしろだったので、音のボリュームが十分だろうか、心配になりました。試験前に音のチェックがあって、席替えを申請することもできたのですが、まあまあ大丈夫だろうという聞こえ方で、スルーしてしまいました。

実際、試験が始まると音量が足りない感じがして焦りました。家で模試をやるときに解ると思いますが、音は大きすぎるくらいでも良かったです。結果としてはリスニングは満点とれたのですが、耳のよこに手をかざして、かなりしんどい感じでリスニングしていました。自信がない問題が5問くらいあったので、満点だったのは運もあったと思います。

それでリスニングで結構体力を消耗し、リーディングが始まりました。緊張があるので、家でやるよりも判断が鈍る感じです。半分以上終わったところで、時間が心配になって時計をみたら、理想の時間配分より少し遅れていて、かなり焦ってしまいました。その結果、心ここにあらずな感じで飛ばし読み状態になってしまい、5分前くらいに一応最後までマークしたものの、満足に時間をかけられなかったという印象になってしまいました。時計を見ながら試験を受けるのはよろしくなかったです。

リーディングの印象は10問くらい間違えたかも、という感じで、実際そのとおりでした。 試験が終わってげっそり疲れて、900点は怪しいかな、という気分で家にかえりました。ただ、20問間違えて900点なので、リスニングでよっぽどはずしてなければ大丈夫だろうと最終的には思いました。 一ヶ月後に結果が出て945点でした。 4年間の学習が報われた感じがして、とても嬉しかったです。ほっとしました。

英語学習4年目 ここまで