英語のハノンの学習過程は、今後も細かく書いて行く予定です
英語のハノンについては、いままで何度もレビューや感想を書いています。
それだけ気に入っているし、効果を実感している、という事は確かです。ただ、それに加えて、この本の学習過程をレポートする事が、他の学習者の方に結構役立つのではないか、と考えています。というのも、この本をどのように進めていくのか、また、どれぐらい時間をかけてやるものなのか、疑問もしくは不安に思っている人が結構いるだろう、と私は思っているからです。
著者の先生が、この本の基本的なやり方を示して下さっていますし、厳密に「このように勉強しなければならない」という事はそれほど無いと思います。ただ、独学をしている方は特に、具体的なサンプルがたくさん欲しいはずです(効果を知る為や、学習計画を立てるために)。
という事で、私は一人のサンプルとして、今後も、英語のハノンをやっていて気付いたことなどを、このブログで書いて行ければ、と思っております。加えて、本の周回が終わる度に、節目の記事を書く予定です。どのぐらいの周回で、どのような変化(効果)があったのか。それも、求められている情報だと思いますので。
前置きが長くなりましたが、今回は周回の節目の記事になります。英語のハノン(初級)の2週目が終わったので、ここまでのまとめをレポート致します。
当たり前だが、1周目よりも2週目の方がスムーズに進んだ
今回、英語のハノン(初級)の2周目を終えるのに、だいたい2か月弱かかりました。1周目を終えるのに約3か月かかったので、スピード的には1か月ぐらい短縮をする事が出来ました。一度やったことがあるものを、もう一回繰り返しているので、早くなるのは当たり前だとは思います。前回やったことが頭の中に残っているので(部分的に)、それを利用して、いくらかスムーズに勉強を進める事ができました。
上記の記事でも述べているのですが、英語のハノンはものすごく簡単に言うと、「ヒント付の暗記」を繰り返す勉強方法です。ヒントを与えられた瞬間に、元の文を頭の中で瞬時に加工して、新しい文章を作り出す練習をします。箇条書きにすると、
- 初めの文章が与えられる(音源を聞く)
- 初めの文章に対して、加工のヒントが与えられる(ヒントの音源を聞く)
- ヒントに従って文章を頭の中で瞬時に加工しつつ
- 加工された文章を発声する
このような流れになります。理想としては、この流れを初見でスムーズにやれれば良いのですが、そう上手くは行きません。3番の頭の中で加工する所で時間がかかって、4で発声するのが遅れてしまいがちです。瞬時に発声が出来ないと、すぐに次の問題の音声が流れてしまい、その場合、「うまく行かなかった」という判定になります。
2週目で時間を短縮できた部分と、その要因について
英語のハノン(初級)では、一つの項目(音源)に5つの文章が含まれています。それをすべて「うまく行った」判定でこなした場合、私は次の項目に進むことにしています。そのやり方だと、一日に扱える項目は、せいぜい3つという所です(学習時間は一日20分くらい)。その数自体は、1周目とほとんど変わっていません。では、2週目で何が進歩したのか。それは、「うまく行った」判定までにかかる時間が短縮された、という点にあります。つまり、
1周目
「うまく行かなかった」判定→練習して次の日
→さらに次の日も「うまくいかなかった」判定になる
これが3、4日続くものも多かった
2周目
「うまく行かなかった」判定→練習して次の日
→次の日に「うまく行った」判定になりやすい
早ければ次の日、遅くとも2日でクリアできる
と言う感じです。
新しい項目を初回でクリアするのは、2週目でも、ほとんどできませんでした。ヒントを聞いても、そのヒントでどのように加工するのか、すっかり忘れているケースが多かったです。冠詞や完了形の短縮部分が聞き取れないことも多く、「うまく行かなかった」判定になりました。その場合、それぞれの文章の練習をしたのち、次の日に再チャレンジ、という事になります。
ただ今回は2周目なので、それぞれの項目を「うまく行った」判定にするのに、1、2日で済むことが多かったです。長くて複雑な文章は1周目の時にかなり苦労して、ほぼ暗記レベルになるまで練習をしています(3、4日かかる物もあった)。2週目では、それを呼び覚ますだけ、という感触がありました。ゼロからやるのと比べると、脳に対するストレスがだいぶ少なかったです。
結果的に、より気持ちよく勉強が出来ましたし、前回気が付かなかった部分にも、気が回るようになりました。他の記事でも書いていますが、余裕が出来ると、細かい文法事項に注意が払えるようになります。また、発音の正確さにも気を配りつつ、勉強をすることが出来ました。
英語のハノンの、今後の学習予定について(3周目と中級へ向けて)
英語のハノンは、学習がスムーズに進めば進むほど、気持ちやリズムなどに余裕が生まれて、学習効果は高まっていくように思います。ですので、とりあえず3周目を継続してやりたいと思います。ただ、中級にもちょっと触れてみたい、という気持ちもあります(すでに購入しているので)。
ネットで他の学習者の方のレビューを見ると、初級と中級を併用されている方もいらっしゃるようです。それも面白そうだし、学習効果が高そうです。しかし、両方やるとかなりの時間を英語のハノンに割くことになります。
個人的に、スピーキングの比重は現在、ちょっと抑えめにしておりますので、とりあえずは3周目を終えてから、また考えたいと思います。