英検1級のための単語学習方法(暗記実践編)

接頭語、語源、語呂合わせを駆使して暗記をする

今回は単語の具体的な暗記方法です。これを言うと元も子もない感じですが、一番重要な事は何回も繰り返すことです。死ぬほど繰り返して、脳に単語の意味を焼き付けるしかありません。

ただ、それぞれの単語は覚えやすいものとそうでないもの、に分かれます。何回繰り返してもどうしても覚えられない、という単語が出てきます。その場合、さまざまな方法を用いて記憶にとどめる必要があります。今回はその方法をご紹介したいと思います。

発音記号(必須)

発音は記憶の手がかりになります。というか、音と同時に暗記をしないと非効率でもったいないです。リスニングの時にも、覚えた単語の意味が取り出せません。ということで、単語と発音は基本的にセットで覚えた方が良いです。単語を入力すると自動的に発音記号を表示してくれるサイトがあります。

ここにエクセルのリストから直接コピペで単語を流し込むと、50個とかの大量の単語でも一気に変換してくれるので便利です。再びそれをエクセルに戻すと、単語カード印刷用のリストが完成します。実際の単語カードでは、アルファベットの下に発音記号を配置して、発音記号を読みながら暗記をしました。発音記号を見てもイマイチ自信が持てないときは、ネットで検索して実際の音声を再生することもよくやります。

英検1級を受験するかたは発音を重視していると思いますが、TOEICだけの場合は発音をあまりやらないかたもいます。その気持はすごく分かりますし、発音は面倒くさいです。ただ、勉強を続けるならばどこかで取り組まなければならなくなるので、もし避けていたならば、ボキャビルをする段階で発音に取り組むのもオススメです。私も最初は発音の扱いに苦労しました。本当に。

接頭語・接尾語・語源など(イマイチ役に立たない印象)

単語は分解できるものがあります。例えば「dislocation」だったら、「dis」と「location」に分解できます。「dis」が「離れて」という意味の接頭語なので、「dislocation」の意味は「転移」だな、と想像できるし、暗記もしやすくなります。ただし、分解できない単語も多いですし、分解したところで接頭語の語源がラテン語で覚えるのが大変、みたいなことも多いです。とりあえず、覚えにくい単語にあたった場合、単語を分解してみるのは一つの手です。例えば「retract 語源」で検索すると、単語の分解した情報を得ることができます。これがうまくいかない場合、「retract origin of the word」と英語で語源を探ることもできます。

ただ、語源はラテン語やフランス語だったり、そもそも語源が不明だったりと、暗記の手がかりにするには難しいことが多いです。なので、これらは個人的にはそこまで役に立たないなー、という印象です。あと、15000語もやってると、disとかcomとかperなどの基本的なものは特に、雰囲気や意味が勝手に脳に残っていくので、あえて個別に勉強しなくてもいいような気がします。

語呂合わせ(個人的にオススメ)

これは一見邪道に見えるかもしれません。というか、邪道です。ですが、語呂合わせを本気でやり続けたらどうなるのだろう、と思って、実験的にずっと私は続けています。初めのうちは語呂を考えつくのに非常に時間がかかりました。ですが、徐々に慣れてきて、まるで俳句とかをつくるみたいにスイスイとアイディアが出てくるようになります。例えば「galvanize」「電気を通す」の場合。

単語 galvanize 発音(ギャルヴァナイズ)語呂 ギャルバー内図

ということになり、頭の中には建設中のガールズバーがあり、配線工事で電気を通しているというストーリーが展開されます。これは語呂がとてもうまく行った例で、こうなると決して忘れることはありません。英文やリスニングでこの単語に出くわすと、必ずガールズバーのことを思い浮かべる、という副作用はありますが、覚えられないよりマシです。

あと「galvanize 語呂」で検索すると、他の方が考え出した語呂を参照することも出来ます。ただ、これをまるまる使うよりも、自分で考え出したほうが圧倒的に記憶に残りやすいです。あと、難単語だと、マイナーすぎて誰も語呂を紹介していない、というものも多いです。なので、よっぽど上手く出来たものを除いては、自分で語呂を考えています。

テクニックとしては、漢字に当てはめるというものもあります。例えば「thistle」「アザミ」の場合。

単語 thistle 発音(シソォ)語呂 刺草

アザミの葉っぱはトゲトゲしています。そして発音がシソウなのでこれを漢字にして刺草。完璧です。まあ、こんなに上手く行くケースは稀ですが、部分的に漢字に出来る場合、語呂が作りやすくなります。例えば、

単語 jut 発音 (ジャット)語呂 邪塔もしくは蛇頭

これは「突き出る」という意味の単語で、頭の中では暗黒世界で邪悪な塔が突き立っているイメージになっています。ちょっと苦しい語呂かもしれませんが、完全を目指す必要はないのです。あくまできっかけがあれば良く、また、個人の記憶に残ることが出来れば大成功です。ですので、ご自分の思い出とか、ファンタジー世界のイメージとか、映像化しやすいものと語呂を絡めると上手く行きます。ちなみに、「jut」という単語に英文やリスニングで出会ったことは今まで一度もありません。苦労して覚えてるけど、そんなもんですよね……。

単語の暗記は面白さもある

以上の方法を組み合わせて、私は暗記を続けています。暗記は基本的にツラい作業ですが、語呂合わせで上手く行けば面白いですし、語源を知って感心することもあります。他には、日本語でも知らなかった情報を得ることになるケースも多いです。例えば、

単語 pewter 発音(ピューター)語呂 ピュー多

これは意味は「白目」です。白目ってなんだ? となりますよね。主に錫の合金のことを白目というそうです。伝統的に割りと使われている合金で、ビールジョッキなどもあります。なので、ここに注がれる液体が「ピュー多」という……酷い語呂ですが、これで十分覚えられます。さらに、アメリカでは銅メダルの下にピューターメダルという、4位の人に送られるメダルが存在しているそうです。というように、雑学が好きなかたならば、ボキャビルにやり甲斐が感じられるかもしれません。ただ、調べすぎてウィキペディアに時間を費やさないように気をつけて下さい。私もよくやってしまいます。

恐らく単語学習は一生続く

どんどん忘れるので、単語の暗記はずっと続けなければならないと思っています。ただ、慣れてしまえばルーティンとしてこなせるので、そんなに負担には感じなくなるはずです。新しい言葉との出会いを楽しめれば、理想的です。老化防止にもなるかもしれません。ちなみに、語呂はかなりたくさん発明しておりますので、別の機会にご紹介できればと思っております。(需要ないかな)