40代の慢性的な腰痛持ちが、英語学習を続けるためにやっている対処法

8年間の英語学習を腰痛と共に続けてきました

以前、腰痛については一度書いたことがあります。

上記の記事でご紹介しているように、私は35歳で英語学習を始めたと同時に、腰痛に苦しめられるようになりました。現在40代に突入して、さらに体のあちこちにガタが来ています。この腰痛は英語学習のせいというよりも、肉体の衰えの一番最初のサインだったのかもしれません。

腰痛に苦しめられている方はたくさんいても、その症状は千差万別で、万人に通用する解決策はなかなか無いようです。ですので、個人がいろいろ試してみるしかない、というのが現状だと思います。

もし腰痛がある場合、まずは整形外科などで専門家に見てもらう必要があると思います。ただ、それでも原因が分からずに、対処療法でやりすごしている方はかなり多いはずです。私も実際、レントゲンを撮っても異常が無いと言われました。その後、ストレッチを習ってやってみましたが、劇的に腰痛が改善することもありませんでした

ただ、英語学習とともに今まで8年間腰痛と付き合ってきて、それなりに対処法も編み出しています。前回、2022年の5月に記事を書いたときから、多少の情報のアップデートもあるので、今回はそれらを含めてご紹介したいと思います。

良い椅子とスタンディングデスクは、腰痛を和らげてくれる

椅子は極力良い物を使うべきだが、期待しすぎない方がいいかも

以前にも紹介したのですが、私は腰痛を発症した当時、結構思い切って高級な椅子を買いました。ハーマンミラー(椅子のメーカー)というと、アーロンチェアが有名ですが、私は同メーカーのミラ2チェアを選びました。

現在18万円を超えていますが、恐らくそれは円安のせいで、私が約8年前に大塚家具で買ったときは13万円ぐらいでした。国内にも良い椅子のメーカーはありますので、今なら「オカムラ」や「コクヨ」「イトーキ」の製品を選ぶのも良いと思います。

家具屋さんで試しに座ってみるのは大切ですが、重要なのは長時間座ったときの体の状態です。1週間、1か月、半年と使ってみて、初めて分かる事もあります。他の方のレビューをたくさん見るのは有益ですが、自分と椅子との相性を図ることは難しいです。ですので、椅子の購入は、結構お金のかかる賭けになってしまう可能性があります。

個人的にはこの椅子を買ってよかったと思っています。おかげで、少なくとも2時間ぐらいは腰痛を気にせず、連続して勉強をすることが出来ます。一方で、これ以外の椅子に座ると、だいたい30分もすれば腰がじわじわと痛くなってきます。ただ、この椅子のおかげで、腰痛が劇的に改善するような事はありませんでした。決して無駄にはならないと思いますが、椅子に期待をし過ぎない方が良いと思います。

ちなみに、TOEICの受験会場が大学の講堂の場合、簡易的な折り畳み式の椅子に2時間座る必要があります。下の画像にあるようなタイプです。

こういう椅子はキツイ

すると、ちょうどリスニングが終わったタイミングぐらいで腰が痛くなり始めます。試験中に立ち上がってストレッチすることも出来ないので、結構キツイです。ですので、最近はあらかじめ、湿布を腰に張って試験に臨むようにしています。

スタンディングデスクは効果的だが、バランスよく使うべき

勉強に集中しているとつい忘れてしまうのですが、一定時間ごとに立ち上がって、ストレッチなどを挟むことが大切です。私はそれに加えて、簡易的なスタンディングディスクを導入しています。

現在、スタンディングデスクを導入してから、6か月以上が経過していますが、かなり効果的を感じています。同じ姿勢でずっと勉強している、という状態が、腰にダメージを与えるのは間違いないです。ですので「立った状態」と「座った状態」を交互に繰り返しつつ、勉強をすると腰への負担を減らせます

ただし、スタンディングデスクと相性の良い勉強と、そうでないものがあるので、注意が必要です。私の場合、単語学習英語のハノン、そしてelsa speak(発音学習アプリ)は、立った状態で行っています。特に、発音・発声が絡む勉強は、立った状態と相性が良いです(集中もしやすい)。あと、オンライン英会話も立ってやると、立ち話をしているような気分になって臨場感が増すので、割とおススメです。

一方で、文法の問題集TOEICの模試を解く時などは、やはり座ってじっくり取り組む必要があります。結構慣れていても、スタンディングデスクを使っていると、足が疲れてきます(せいぜい1時間ぐらいが目安だと思う)。疲れ方も日によって違ったりするので、その日によって「座る・立つ」の割合を柔軟に変えると、長続きすると思います。

勉強中以外にやっている、腰痛対策について

寝る時にハンモックを使っているが、腰痛持ちにはかなりおススメ

導入するのに勇気がいるとは思いますが、ハンモックは腰痛持ちの方にかなりおススメです。腰痛が酷いと、仰向けで寝ようとしても、腰が痛くて寝られない時があります。体を横にしたり、抱き枕を試したり、高価なマットレスを試したり、私もいろいろと試してきました。その中で、ハンモックはダントツに効果があった、と言えます。

簡易的な折り畳み式のハンモックがあるので、お試しにこれを使ってみるのもアリです。賃貸にお住まいの方も、これなら気軽に導入できます。私も最初は以下のようなタイプを買いました。

このタイプの注意点は、身長の高い男性だと体が収まりきらない可能性があるという点です。上記の楽天のサイトでは、180センチの男性が使っている写真が載っていますが、私の感覚だと、せいぜい170センチぐらいが限界だと思います(それでもギリギリになるはず)。

折り畳み式で大きめのタイプもありますが、それを買うぐらいならば、本格的なハンモックの導入を検討しても良いかと思います。私は折り畳みのハンモックで良い感触を得たので、柱に以下のような金具を打ち込んで、汎用的なハンモックを使えるようにしました。

賃貸の家でも、工夫をすれば取り付ける事は可能です。実際に試している方が、ネットでやり方を紹介してくれていますので興味のある方は検討してみてください。専用の金具を壁に取り付ければ、例えば以下のような本格的なハンモックを、室内で使うことが可能になります。

このタイプのハンモック(パラシュート生地の安い物)を使う時の注意点は、

冬はめちゃくちゃ寒くなるので、ダウンを着て寝るなどの対策が必要になる

ハンモックのサイズは極力大きなサイズを選んだ方が、体が安定しやすい200センチ幅がおすすめ)

上記の2点が特に気を付けた方が良い点です。寒さ対策はなかなか難しくて、暖房をつけた上に毛布や掛布団を重ねても、背中が冷えまくって風邪をひきます。それで私はダウンを着て寝る、という方法に落ち着いています(冬のみ)。

ハンモック用の冬用カバーもありますが、気温調整はかなり難しいです。ハンモックの上で、寝袋に入るという方法もあって、私もやってみました。ただ、体が動かしにくくなるので、個人的にはあまりおススメできません(例えばトイレに行くたびに出入りするのが面倒)。

また、夏にエアコンをつけているときも、通常の寝具よりも体が冷えやすいので、寝る時は注意が必要です。逆に言うと、夏にエアコンが無くても、ハンモックは比較的涼しく寝る事ができます。

肝心な腰痛への効果ですが、私はハンモックのおかげで、腰痛をほぼ気にせずに眠れるようになりました。結果として、生活の質がかなり改善しました。そもそも私は、腰痛のせいで、あおむけで寝る事が出来ません(普通の布団では)。高いマットレスを買ったときには何の効果も感じませんでしたが、ハンモックならば、どんな体勢を取っても腰への負担をあまり感じません

ただし、寝る前に既に腰が痛い時は、横向きに寝る時もあります。ただ、その場合でも、布団に比べてかなり快適です。大げさに言えば、宙に浮いているような感じになるので、かなりリラックスして眠る事が出来ています。腰痛持ちの方は、寝具で困っている方が多いはずです。効果に関しては個人差がかなりあるとは思いますが、一度ハンモックを試す価値はあると思います。

湿布は効果的だが、使いすぎると肌が荒れる

腰痛の程度にもよると思いますが、湿布は対処療法としては効果があります。私は通常、一番安いタイプのサロンパスを使っています。

痛みがひどい時には、もう少し効果が強めのこっちを使っています。

ただ、使いすぎると肌が荒れるので注意が必要です。最近は、寝る時に腰がどうしても気になる時のみ、使うようにしています。

電動のマッサージ機を買うぐらいなら、アナログなこちらがオススメ

マッサージ器を自分で買ったり、プレゼントしてもらったりしてきましたが、個人的には一番コレが効果が大きいです。

値段も安いので、試しやすいと思います。どこでも使えるマッサージ器具で、自分の体重をかけて腰や肩をほぐすことが出来ます。私は寝る前に、ハンモックの上に置いて使ったりしていますが、かゆいところに手が届く感じで、かなりおススメです。

ゴルフボールテニスボールをお持ちの方は、それを体の下に置いて試すと、疑似的に同じ効果を得る事が出来ます。それで良さそうだったら、上記の器具も試してみて下さい。

思い切っていろいろと試してみるしか、解決方法はない

と言う感じで、現在の私の腰痛の対策方法をご紹介しました。今まで、結構無駄にお金を使ってきましたが、椅子とハンモックはかなりおススメ出来ます。残念ながら体は衰える一方なので、腰痛対策は今後もいろいろ試して行きたいと思います。なにか良い方法を見つけたら、またご紹介いたします。