英検1級一次試験/2023年第3回の結果(速報)と感想

3回目の1次試験で少し慣れてきたかも

本日、2023年第3回英検1級の一次試験を受験してきました。詳細を覚えているうちに、レポートをしたいと思います。まずは試験結果から

解答を予測しているサイト&ツイートがいくつかあるので、答え合わせに参考にさせて頂きました。英検1級は試験問題に書き込みが出来るので、自分の答えを記録しつつ解答すると、あとですぐに答え合わせが出来ます。ただ、英作文の点数だけは自己評価できないので、最終的な結果は公式発表を待つ必要があります(今回は2月5日web発表)。

速報による試験結果(予測)

点数得点率
リーディング37/4190%
リスニング23/2785%
英作文?/32

リーディングは語彙問題が知っている物多めで運が良かったです。句動詞も推測で答えが出せそうな物が多めでした。リスニングは、音の反響が酷くて細部が聞き取れない物が多かったので、点数が取れてほっとしました。英作文でよっぽど酷い点数を取らなければ、2次試験に進めると思います。

会場が家から近くて有難かったが、試験会場はイマイチだった

会場は自宅から自転車で行ける距離の大学でした。ただ、天気が悪かったので電車+徒歩で行く事になりました。とはいえ、距離的に近いので、電車に乗る時間が少なくて済んだので良かったです。TOEICもそうですが、試験会場が近いと肉体的な負担が少なくて済みます。試験の点数にも微妙に影響すると思うので、有難いことです。

ただ、今回の受験ではコロナ明けのデメリットも感じました。受験会場の教室が非常に狭くて(だいたい40人ぐらい収容の教室)、そこに受験者がぎっしりと詰め込まれた状態でした。ですので、お隣の人と肩を並べる感じで受験をしました。

すぐ隣の広めの教室も受験会場として使われていて、そちらでは一つ置きの席に受験者が座っていました。運が悪かったという事でもありますが、今後は「すし詰め状態」で受験させられる可能性も増えるのかな、と思いました。テーブルの上のスペースが狭いので、少し不便でした。また、冬場はインフルエンザも流行るので、この密集度を考えると、マスクも必要かもしれません。

リーディングについて

英検1級の時間配分は、

語彙問題 15分

短文空所補充 5分×2 計10分

長文内容一致 15分×2 20分×1 計50分

英作文 25分

合計 100分 

が目安と言われています。私個人のイメージは、現在以下の感じです。

語彙問題 15分

短文空所補充 7.5分×2 計15分

長文内容一致 10分×2 15分×1 計25分

英作文 20分

合計 75分(25分残してリスニング問題の先読み) 

語彙と短文はあまり時間を短縮出来ません。一方で、長文問題は慣れると早めに解けるようになるはずです。細部の意味が取れなくても、答えにつながるキーワードを見つけるのがポイントです。話の流れ的に答えはだいたいこれだろう、という感じで選べる時もあります。悩み過ぎて時間を消費し過ぎないことも肝心です。

私は英作文を最初にやる事にしています。今回のお題は、

Should science be relied on to solve humankind’s problems?

人類の問題を解決するために科学に頼るべきか?

でした。比較的書きやすいお題だったと思います。

私はyesで答えて、①医学のおかげで最近疫病を克服できた企業が大金を投資をしているので大きな成果が見込める③核融合などの先進技術が世界を一変させる可能性がある、という3つのポイントで書きました。恐らく、及第点は取れるのではないかと思います。

未来の技術について語る時、核融合発電(nuclear fusion power generation)と自動運転車(self-driving cars)は話を広げやすいのでおススメです。前者は環境問題、後者は労働者不足や老人の事故と関連させる事も出来ます。

英作文は20分ぐらいで書いて、残りは少し駆け足気味で解きました。一部難しくて細部の意味が取れなかった文章もありましたが、だいたい30分残しぐらいで解き終わりました。今回は主に以下の本を使って対策をしました(過去問は何周もしているのでほぼ使わず)。

上記の本は難易度が結構高めで、英検1級の特に難しい問題を凝縮したような問題集になっています。ですので、高地トレーニングのように使うのがおススメです。この本で点数が取れなくても、がっかりする必要はありません。ただ、語彙問題だけは本番もかなり難易度が高いです。

上記の本の長文問題は、解答の選択肢の英語も難解なので、本番では結構楽に感じると思います。加えて過去問などで量をこなして長文問題に慣れていれば、かなり時間を節約出来るようになります。その時間を使って、リスニングの先読みをするのがおすすめです。

ちなみに、リーディングの残り10分時点でトイレに行きました。一応、いつものようにオムツはして行ったのですが、他にも数人トイレに行っている受験者がいて、その流れに便乗しました。おかげで、リスニングは落ち着いた気持ちで迎える事ができました

これは、小さな教室で受験したメリットだったと思います。大教室の中央の席に座ってしまうと、途中退室はなかなか出来ないはずです(他の受験者に迷惑がかかるので)。

リスニングの音質が結構酷かった

TOEICに比べて、英検1級のリスニングは音質が良いと勝手に思い込んでいました。過去の2回の受験では、結構クリアな音で試験を受ける事が出来ていました。それが、今回は狭い教室で反響音が酷かったです。細部はほとんど聞き取れないレベルでした。

以前、TOEICの音質の悪さについて書いたことがあります。

結局、リスニング環境に関しては、英検1級も同じような状態なのかもしれません。コロナ対策が終って、狭い教室に詰め込まれる事が増えるならば、反響音が酷い会場で受験する機会も増えてしまうかもしれません

リーディングの所でご紹介した「7日間完成 英検1級 予想問題ドリル 5訂版」のリスニングはかなり難易度が高いです。リスニングにもかかわらず、難しめの慣用表現が多用されていて、さらに文章構造が複雑な物があります。加えて、選択肢もあいまいな表現の物が多いです。

ですので、予想問題ドリルでリスニングの高地トレーニングをしていれば、過去問や本番は楽に感じるはずです。ただし、本番でリスニング環境が悪い場合は、違う意味で難易度が上がってしまいます。この場合の対処法としては、推測力を鍛えるしかありません

今回、私と同じ教室で受験をされた方は、本来の実力を発揮できなかった人も結構いただろうと思います。「質の悪い音源を聞く能力」は本来、試験の課題では無いと思います。ただし実際問題、点数を取るためにはここも鍛える必要がある、というのが現状だと思います。

ちなみに、今回のリスニングは難易度は普通でした。ただ、音質が悪くて細部が聞き取れないので、推測にたよった部分が大きかったです。

2次試験まで、なんとか発音と英会話を鍛えたい

1次試験の合格発表が2月5日、そこで合格出来ていれば、3月3日が2次試験となっております。前回、2次試験で酷い点数を取っているので、しっかり準備したいと思います。

AI英会話と、発音練習アプリの比重を増やして勉強する予定です。