【どうしても勉強がしたくない時】に、それでも勉強時間を稼ぐ方法3選

結局やるしかないのだが、ノルマをこなす為の苦肉の策がある

以前に、「勉強をしたくない気持ち」と、どう付き合うべきかというテーマで記事を書きました。

これを簡単にまとめてしまうと、体調不良や緊急事態以外の場合は、無理をしてでも勉強をすべき、というかなりシンドイ話になっております。結局、勉強を習慣化するためには、かなりの辛い時間を耐え忍ぶ必要があります。ただ、そこを乗り越えれば、次第に楽になって行くのは事実です。

私は今まで、この習慣化の難しさについて何度も書いております。というのも、勉強を始めたばかりの方が、この「習慣化の難しさ」を知っていれば、いくらかはその壁を乗り越えやすくなるはずだと思っているからです。つまり、辛い状態が永遠に続くわけではありません。そして、一番キツイのは最初の3か月なので、そこを乗り越えられるかどうかが、かなり重要な分岐点になっています。

勉強を習慣化させるためには、とにかく勉強時間を稼いで、その日のノルマをクリアする事も重要です。ですので、「勉強をしたくない時」には、勉強の質はとりあえず無視してOKだと私は思っています(まずは習慣化を優先する)。とにかく「今日もノルマをこなした」という事実を積み重ねて、英語学習を軌道にのせましょう。続けていれば必ず結果は出ます。

ちなみに、例え最初の3か月をクリアしたとしても、その後も「どうしても勉強をしたくない気持ち」に何度も襲われることになるはずです。私も、英語学習を始めて8年が経過しておりますが、未だに「めちゃくちゃ勉強したくない」時があります。

ということで今回は、私が「めちゃくちゃ勉強したくない」時に、いかに勉強時間を稼いでいるか、その方法をご紹介したいと思います。

ある意味最終手段ではあるが、勉強しないよりは100倍良い3つの方法

その① 5分でもいいのでとりあえず勉強をする

これは「隙間時間を利用する」学習方法と少し似ていますが、あくまでも「勉強がしたくない時」を想定しています。「隙間時間を利用」して勉強が出来る場合は、恐らく勉強のモチベーションはかなり高いはずです。通勤や家事の合間にまで勉強をするわけですから、「勉強がしたくない状態」とはかけ離れています。

一方で、「勉強がしたくない時」に「時間を細分化して勉強する」ことは、割と有効だと私は思っています。勉強のモチベーションがかなり低い時は、勉強の集中力も続かないハズです。たとえ勉強を開始したとしても、すぐに辞めてしまいたくなります。ですが、それでもOKです。とりあえず、ちょっとだけでいいので勉強を開始してみましょう。

5分だけ単語の勉強をして、すぐに休憩をしてもOKです。そして、休憩したらまた5分勉強をしましょう。そうやって、細かい時間を積み重ねて行って、なんとかノルマを達成するという方法です。実際、私はこの方法を時々使っています。

さすがに一回が5分だと短すぎるのですが、

15分単語学習をして、15分マンガを読む

30分リスニングをして、15分YOUTUBEを見る

15分文法の参考書をやって、15分ネットブラウジング

トータル60分(3分割)の学習に対して、45分の休憩

本当に勉強がしたくない時に、上記のような流れになる時があります。これはかなり効率が悪い勉強方法ですが、全く勉強をしないよりは全然マシです。また、いったん勉強を開始さえすれば、どこかでスイッチが入って、モチベーションが上昇することも良くあります。

毎日がこのような状態だとさすがにマズイのですが、全く気分が乗らない日に、このような方法を取るのもアリ、ということです。細切れ時間で勉強をする際には、タイマーなどを使って、しっかりと時間を測りましょう。ちょっとずつ小銭を貯金する感じで、トータルの勉強時間を稼いでいくイメージです。

この方法の最大の欠点は、休憩を含めると膨大に時間がかかるという事です。私の場合、3時間の学習をノルマにしているので、トータルで5,6時間かかってしまう事もあります。生活の中で英語の優先度をかなり上げていないと、使えない方法ではあります。

その② 英語コンテンツに触れている時間を勉強時間として換算する

アニメ・ドラマ・マンガなどに英語で触れることを、勉強時間として換算している方は既にいらっしゃるかもしれません。ただ、その場合はかなり勉強用に環境をカスタマイズしないと、ただの聞き流しのようになってしまい、ほとんど勉強にはなりません

具体的に言うと、例えば英語吹替された日本のアニメを使って、勉強をする場合。

元のアニメ一話分の筋書きを、完全に理解しておく(日本語で)

英語吹替のアニメを何の手がかりも無く、視聴する

聞いていて意味が取れなかった部分を、繰り返し視聴する。その際、字幕も利用する

英語字幕付きで視聴して、意味が完全に理解できるまで繰り返す。

英語字幕なしで視聴して、完全に内容が理解出来るまで繰り返し視聴する。

これは一例ですが、英語コンテンツを使って勉強をする場合、これぐらいやらないとあまり身にならないと思います。

単に聞き流しているだけでは勉強にはならないので、意味を理解しつつ英語に触れる必要があります。この方法はかなり時間がかかりますし、負担も大きな勉強方法です。だからこそ効果は大きいと思いますが、勉強がしたくない時にやれる事ではありません。

聞き流しでもやらないよりは全然良い

一方で、勉強がしたくない時は、とりえず「聞き流しレベル」でコンテンツを視聴しましょう。あまり勉強にはならないのですが、それでも英語に触れている事は確かです。この時間を英語学習の時間として換算して「一応勉強した事」にしてしまいましょう。

とにかく、「何も勉強をしない」よりは全然マシです。英語に触れていた時間をとにかく積み重ねて、それを習慣化する事を目指しましょう。毎日やることが大切なのです。明日5時間やるから、今日はゼロというスタイルでは、決して長続きしません。

ちなみに、聞き流し用のコンテンツとして、私はvtuber(詳しくはリンク先をご覧ください)のコンテンツをお勧めしています。英語と日本語が混在しているので、ただの聞き流しよりはいくらかマシだと思います(youtubeは自動で字幕も付けられます)。

その③ 机に座って何もしない(究極的ではあるが、割とここが勝負所)

これは結構、奇妙に聞こえると思います。例えば3時間英語の勉強をするノルマがあるとして、それでも勉強をしたくない場合。ただ3時間、机に向かって座ってください。何もしなくてもOKです。ただし、他の事をしてはいけません。例外として、モチベーションを上げるビデオとかを見るのはOKです。例えば以下のものです。

ご自分で、お気に入りのモチベーション上げビデオを探してみましょう。

そして、勉強をする気が出てくるまで、じっと待ち続けましょうバカバカしいと思われるかもしれませんが、結構この瞬間が勝負です。ここで机を離れてしまえばおしまいですが、机に座ってさえいれば、まだ大丈夫。英語の為に時間を使ったことになります。3時間、何もせずに座っているのは逆にきついので、「しょうがない、勉強するか……」という気持ちになる時もあります。

とにかく、他の事をしてはダメです。めちゃくちゃキツイとは思いますが、ここが勝負です。私も学習初期は、上記の動画を何十回と見た後に、ようやく勉強を開始した事が何度もあります。

とにかく勉強を続けていれば、本当に楽になります

今回は割と姑息な学習方法を3つご紹介しました。学習方法にすらなっていないかもしれませんが、それでも、こうやって毎日続けることが習慣化につながります。「とりあえず勉強をしたこと」は決して逃げではありません。「全くやらなかった日」を過ごさなければ、続けていることになります。その積み重ねで、確実に実力は上がっていきますので、どうかあきらめないで頑張って行きましょう。