【英語のハノン初級3周目終了】ついに中級(ハードモード)に手を付けた今の状況を説明します

無意識で言える経験が、より増えてきたのが有難い

英語のハノン初級について、いままでの学習経過を何度も記事にしています。ですので、今回は前置きは短めにして、さっそく要点について書きたいと思います。今までの学習過程は、以下のリンクからご覧ください。英語のハノンについての詳しい説明や、その魅力について書いております。今回初めて知ったという方も、詳しく知っていただけると思います。

英語のハノン初級の3周目を終えるのに、だいたい一か月半かかりました。2周目には二か月弱かかっていたので、少しだけ短縮できた感じです。

英語のハノン初級、各周回の所要時間

1周目 3か月

2周目 2か月弱

3周目(今回) 1か月半

私のやり方としては、「各項目を初回でよどみなくスラスラと言えたら、次に進んでOK」という感じで勉強をすすめています。「初回でスラスラ」が失敗した場合は、復習をしたのち次の日に再挑戦をする形です。詳しい勉強の進め方に関しては、前回の記事で詳しく書いていますので、よろしければご覧ください。

3周目になっても、一発でOKに出来るものはそれほど多くはありませんでした。ただ、OKにならなかった時の復習が、かなりスムーズに進んだ印象があります。長かったり複雑な文章だとしても、すでに3周目なので、今まで何度も練習しているわけです。ですので、その記憶を呼び戻す効率がかなり良くなりました

歌や早口言葉のように、無意識で口から出るようになってきた

英語のハノン初級を始めたばかりの頃は、単語や文法を個別に、頭の中でかなり意識して取り組んでいました。文章のリピートがうまく行かなかった場合は、その個別の部分を細かく乗り越えていく必要があります。その結果、一周するのにだいぶ時間がかかりました

それが3周目ともなると、そこまで頭の中ではっきりと考えなくても、自然と口から出るような経験が増えてきました。スピーキングの練習の成果として、これはかなり理想的だと思います。

実際の英会話でも、会話をしているときに、細かいことを考える余裕はあまりありません。その結果、時制がおかしくなったり、適切な単語が使えない、ということがしょっちゅう起こってしまいます。その状態から実力を底上げするには、無意識レベルで文法や単語を、上手く使えるようになる必要があります。

頭で考えていないのに、口が勝手にしゃべってくれる」状態をたくさん経験できたのが、今回3周目をやっていて、大きな成果だったと思っています。この状態をさらに高めて行ければ、英会話がかなり洗練されるのでは、と期待をしています(まだまだ遠い未来だとは思いますが)。

発音学習との相乗効果も、さらに増している

私はelsa speak(発音練習のアプリ)を毎日やっているので、英語のハノンで発声するときにも、発音をかなり意識しています。今回、無意識で文章を言える機会が増えた結果、発音により意識を向ける余裕が生まれました。結果として、英語のハノンが、発音の練習にもかなり貢献してくれています。

発音が良くなると、お手本の音声のリズムが掴みやすくなります。結果、ノリ良く発声できるようになって、英語のハノン全体のモチベーションも向上します。良いことづくめです。

この「英語のハノン+発音学習(elsa speak)」は、かなり相乗効果があるので、本当におすすめです。基本的に発音学習は、独学者にとってなかなかの強敵だと思います。ただ、ここに一つの答えを見つけたような気が、私はしています(まだ、結論を出すには早いとは思いますが)。

3周やってようやく、中級に進む覚悟が出来た

英語のハノン初級を3周やって、かなりこなれて来た感覚があります。ただ、上で書いたように一発でOKになる項目が、それほど増えたわけではありません。このあと4周目に突入して、より習熟度を高めるのも一つの方法だと思います。ただ、すでに私は中級を購入していますので、好奇心から、とりあえず先に進んでみようと思いました。

それで現在、中級の本当に最初の部分をやっているのですが、かなりの手ごわさを感じています。具体的に言うと、初級の中で最も難しいと感じた文章の、2~5割増しぐらいなものが、連続で出てくる印象です。

ですが、初級を3周こなしているおかげで、そこまでストレスは感じません。むしろ、非常にやりがいを感じています。例えて言うと、気に入っているゲームのノーマルモードが終わって、ハードモードに突入する感覚に近いと思います。ここでのポイントは、英語のハノンが私の「お気に入りのゲーム」になっているという事です。だからこそ、ハードモードもやる気が起きるわけです。

ちなみに、例えば初級を1周しただけで中級に挑戦をしていたら、私の場合、結構厳しかったかもしれません。複雑な文章を、無意識で言える経験をたくさんしたからこそ、中級にすんなり入れたような気がします。ですので、中級に入る前に初級を2,3周やるメリットは結構あると思います。もちろん、個々人の習熟度にもよるのですが、その方が、モチベーションが保ちやすいと思います。

ちょっと触った「英語のハノン中級」の印象(かなり手ごわい)

まだ中級は始めたばかりなので、あまり具体的な事は言えません。ただ、ちょっとだけやった印象からご説明しますと、お手本の音声を繰り返す時に、意識的に細部を気にする余裕はほとんど無いと思いました。

これは説明が難しいのですが、耳に入ったお手本の文章を、「部品ではなくて、かたまりで頭に入れる」必要があると思います。そうしないと、スピード的に対応できない感じがします。この、「かたまりで頭に入れる」とはつまり「細部に関して、無意識で言える」という事です。

また、指示に従って文章を変換するときに、ほぼ無意識レベルで文法を扱う必要があります。そうしないと、これまた簡単に時間切れになってしまいます。と言う感じで、難易度はかなり高い印象を受けました。

内容が良ければ、難易度の高いゲームでも楽しめる

ただ、難易度は高いのですが、練習を繰り返せばいつか、必ずスムーズにリピート出来るようになります。それは、過去の経験からも分かっています。しかも、難易度が高まるほどに、楽しさもある意味増加します。さきほども述べましたが、それは「英語のハノン」が非常にゲーム的だからです。

私は以前、英語のハノンに初めて出会った頃に、「パズルゲーや音ゲー」のノリを感じる、という文章を書きました。

その印象はずっと変わらずに、現在も、ゲームをやっている感じで楽しく勉強が出来ています。無意識で文章を言えるようになった事はまさに、ゲームに没頭している感覚に近いです。今後、中級をこなして行くためには、より無意識で回す領域を強化する必要がありそうです。

例えが多すぎて恐縮ですが、早口言葉やラップの曲は、言語がかなり圧縮されています(日本語、英語問わず)。上手く言ったり、歌うためには、リズムをつかんで無意識に回していく、みたいな感覚が大切になるはずです。

英語のハノンの中級(さらには上級)を終えた後、特に英語を気にせず英会話に没頭するような経験が出来るかもしれません。という夢を抱きつつ、また毎日の勉強を頑張りたいと思います。また中級を一周したら、レビューをする予定です(ただし、結構時間はかかりそうです)。